第45話VSオリバー・ヴァンガード(審議)
開廷より1時間後 境界時間11:35 御前裁判
摩耶:その接点とは?
結衣:それを説明するためには、ここ最近で起こった深淵の銀狼の犯行と思われていた3つの殺神事件の被害者とある
法廷中央に浮かぶ3つの巨大液晶モニターに映る3
結衣:先ず右端のモニターに映っているのは天界宇宙中央政府化学省傘下、古代兵器研究所のダニエル・ウェルズ所長。表向きは古代兵器の平和利用のための研究施設と
左端のモニターに移動する結衣
結衣:次にこの神物は天界宇宙中央政府警察庁のロバート・カルロス長官。古代兵器研究所に搬入された国際法で禁止されている部品を黙認していたばかりか、科学大臣である菅原道真様に提出する書類を捏造していたのです。
中央のモニターに移動する結衣
結衣:そして、ヴァルキリー密造に欠かせない神物が古代兵器研究第一人者のジョン・ゼペット博士。天界宇宙でヴァルキリー研究の権威でもあり、古代兵器研究所でヴァルキリーの密造に手を貸していました。
顧問弁護士:それとヴァンガード氏とどういう関係があるのですか?私の調べでは彼等とは面識が無いとありますが?
結衣:そう、ヴァンガード氏自身とは面識はありません。面識があったのは今回の事件で殺害された被害者、フォーマックス外交副大臣の方なのです。
法廷内が騒然となる
摩耶:静粛に!朝珠検事、続けて下さい。
結衣:はい。被害者のデニス・フォーマックス外交副大臣はある神物の指示でこの3柱と接触し行動していました。そのある神物こそ・・・
オリバーを真っ直ぐに指差す結衣
結衣:オリバー・ヴァンガードさん、貴方です!
顧問弁護士:い、異議あり!検察側はなんの証拠も根拠もないまま推測のみで
結衣:根拠?証拠?私が何の準備も無くそう言ってると思ったのですか?
顧問弁護士:な、何ですと⁉︎(きた!)
オリバー:何をする気だ!(この時を待っていたぞ♪)
結衣:ここで検察側はこの審議の真実を明かす決定的な証拠を持つ証人の召喚を要請します!
摩耶:検察側の要請を受理します。
摩耶が両手を掲げた瞬間摩耶の頭上に魔法陣が現れる
摩耶:おいで〜、ミルフィーちゃん♪
魔法陣から何も出てこない
結衣:・・・・
摩耶:・・・あれ?
慌てて摩耶に駆け寄り耳打ちする係官
摩耶:えーーーーーーーっ‼︎ミルフィーちゃんが来れない⁉︎
判決へ続く・・・
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