第2章 新たな巨悪の影
第11話新たな事件
ユリカ:天界宇宙で4000億年間もやりたい放題していた表と裏の巨悪を法廷で倒した摩耶さんと朝珠検事。でもね、天界宇宙にはまだまだ悪い奴は沢山いるんだよ。例えば財界とかね。
裁判翌日 魔界時間14:00 比良坂邸
摩耶:うぅ、屋敷の外はマスコミでいっぱいだよ〜。
結衣:ま、無理もないわね。天界宇宙の大悪党のトップ2
摩耶:他人事みたいに〜!
マト:しかし
セイ:あ〜、『アイツ等』っすね。
結衣:そうね、確実に動きそうね。
摩耶:え?え?
結衣:天界宇宙で甘い汁を
マト:緊急事態とはいえ、その場で無間地獄へ送ったのはマズかったですね。ま、そのお陰と言ったら不謹慎でしょうが、それで奴等も直ぐには手を出してはこないでしょうし。
結衣:しかもあいつ等『重大な見落とし』に気付いていないようだし♪
セイ:正気に戻ったゲルマルク・鶯博士っすね。
結衣:改ざんした黒峰隆二のメモリースフィアを修復しもらってるからそれを気付かれないようにしないと。
摩耶:メモリースフィアって祖先の記憶も読み取れないのかな?
結衣:天界宇宙国際法によると、どんな身分の神王でも死後メモリースフィアは天界大帝様のお力で自動的に『追憶の聖殿』に転送されるの。しかもそこは身内でも入れない聖域でね。そこに入れるのは天界大帝様と閻魔族、中でも閻魔大帝様に特別な許可を頂いた一握りの閻魔族だけなの。
摩耶:それって・・・
結衣:会ってみたら?羅刹様に。
摩耶:ムリムリムリ!ぜ〜ったい無理!
結衣:何言ってんの、黒峰組傘下の赤月組長、
摩耶:で、でもぉ。
結衣:会うだけ会ってみたら?事情話せばきっと聞いてくれるって。
摩耶:うん、会ってみる。
飛鳥:では閻魔宮へのアポイトメントの手配をしておきます。
瑠璃:羅刹様に会うなら、正装の準備をしておかないといけませんね♪
赤鬼メイド:朝珠様大変です!
結衣:どうしたの?
赤鬼メイド:地獄界中央司法局から緊急の連絡が入り、シーラント諸島連合国にて
結衣:分かった、摩耶。羅刹様の方は頼んだわよ!
摩耶:う、うん。
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