第6話 聖職者の男子高生支配。

 私はこの集会が何か怪しいと思っていたけど、まさか聖職者に位置する男性が男子高生にキスしようとする行動に私は唖然とした。

 いくら聖職者が女人禁制の環境下でもそういう事はやってはいけないのだと思うから猶更だと。

 そう私は思いながら美代に何か話そうと思った。


美代みしろ。なんで、聖職者はどうして男子高生と平気でキスするのかわからないぞ?」


「そうだね。彼らの行動を見ていると聖職者は女人禁制の立場を利用してこういう犯罪が起きているのは世界中で有名だし、仮にゲイでなくても女人禁制の環境ではそういう常用が平気で起こりうることは既にわかっているからな。」


 そうだな。美代みしろ

 あんたの言うと通り、連中はそういう環境下と自分の立場を利用してそういう犯罪を犯すのも判った気がする。

 いじめやパワハラは権威主義故に起こる事件が多い。

 そして他人の権威を利用していじめやパワハラを利用しないと逆に自分たちが報復を食らう可能性がある事は彼らも良く考えればそれだけ理解しているからだと思う。

 ゆえに自分たちの地位を乱用している上、女人禁制の環境下だからそういう事に手を出すのも無理もない。


 だから、彼らは女人禁制の環境下の中でそういう事をしないとおそらく性の発散ができない状況があるんじゃないかと思うと非常に納得した。

 ただ、男子高生は小児性愛にあたるから違法になるのは当然だし、それだけが目的ではなさそうだ。

 それ故に、奴らは男子高生に何か怪しいものを渡そうとしているがその中身は極めて謎が多い。

 そう私は思いながら、その中身について非常に気になりながらこれから奴らの様子を注意深く観察しようとした。


「では、男子高生の皆様にはこの代物が渡されたようですね。次に女生徒の皆様にも男子高生から渡されたものを受け取ってください。」


 私はその怪しい袋に入っている者は何か危ないものだと思いながら非常に警戒し、様子見した。

 すると、友麻ゆまはこれは非常に危ないものだと感じたせいなのか、彼女はその袋を受け取らなかった。


知樹ともき。これは、凄くやばいものだと思うからこれは受け取れないね。」


「どうしたんだ。友麻ゆま。なんで受け取らないんだ。」


「私はこの袋に入っているのは聖職者から渡されたのは紛れもなく、大麻だと思うから絶対に受け取ってはいけないから拒否しただけだよ。」


 友麻ゆまの強い意志を見ていると彼女の強さを改めて感じながら、自分の意志が強い人間だと感じた。

 しかし、知樹ともき友麻ゆまの意志の強さを見て振られたかと思ったせいか、目が怖くなり、彼女を攻撃しようとしていた。


「うるせぇんだよ。友麻ゆま


「ちょっと。それでキレないでよ。」


 私はそれを見て非常に危機感を感じたのでこれから彼を止める為に美代と共に彼女の前に向かおうとした。


「行くぞ。美代みしろ。」


「うん。大丈夫だよ。藍那あいな。」


 いきなり知樹ともきがまるで洗脳された影響で友麻ゆまを攻撃してきたので私はそれを止める為に彼の音に急行した。


「おい。知樹ともき。」


「あぁ、この吸血鬼と祓魔師エクソシストのなれ損ないは。」


「あんたはまさか聖職者に洗脳されていないか。」


 私はその言動を見て正に知樹ともきが聖職者に洗脳されていないか確認する為に彼に向かって問うた。

 しかし、彼は自分でも問われたくない事を問われたせいか、キレそうな顔で私達を攻撃する状況に非常に恐怖を感じた。


「はぁ、うるせぇんだよ。そういや、藍那あいな。お前達、吸血鬼は薬物が非常に苦手な傾向があるが、これを俺が飲めば、お前は俺の血を吸えなくなるんだったよな。吸ったら、脳が破壊されてしまうからでしょ。」


「そっ。そうだ…。」


 私は彼があまりにも聖職者に何かされたと思いながら私は知樹ともきがおかしくなったのは奴らの影響かと感じた。

 しかも、私達、吸血鬼の弱点を抑えているから猶更かと…。

 すると、友麻は自身を助けてくれたせいか、立ち上がって私に何か言おうとした。


「ありがとう。藍那。私は大丈夫だよ。」


「いえ、今は感謝している場合じゃないよ。」


「うん。そうだね。どうして、あんた達が来た影響で女子生徒は怪しいものを拒否したらしいけど、その反動で男子生徒の気が狂って事は女子生徒以外の一般人にそれを無理やりでも飲ますそうだね。」


 流石、友麻ゆま

 彼らは見事にその状況を読んだのは正にその通りだった。

 ゆえに、私は彼女に連中の正体を語ろうと思った。


「あぁ、連中は昔から金儲けの為に人間、吸血鬼、祓魔師エクソシストの子供を人身売買を行い、薬物に平気で手を出す極悪組織なんだ。だから私達、吸血鬼と祓魔師は組みながらこういう悪魔崇拝聖職者を止めにきているんだよ。」


「そうか。でもありがとう。で、私もそう思っていると、知樹ともきを止めたくなったから本当にありがとうね。」


友麻ゆま。あんたはまさか。」


「そう。私は祓魔師エクソシスト。あのおかしな聖職者が男子生徒にキスしたのは力で女性や子供に禁止されている薬物を譲渡して金儲けしたい輩なのだと思ったからだよ。」


「そうか。それは非常によかった。だから美代みしろと共に一緒に浄化させようか。」


「だね。私はその薬物を浄化させる能力を持っているから大丈夫だよ。」


「あぁ、頼むぞ。友麻ゆま。」


 私は友麻ゆまがこんなに頼もしい奴だと思うと彼女はあえて、知樹ともきと共にこの集会が怪しいと予見したからだと感じた。

 同時にそれは聖職者が普段から洗脳ビデオを利用して相手を追いつめる状況を既に私達が予見していたからだとわかっていたからだ。

 そして聖職者の顔を見ればまるで悪魔に染まったか様に角が生えて目が悪魔みたいな残虐性を持った状況だから聖職者にキスを拒否しなければいけないのは悪魔の要素を移されるからだと感じた。


「行くよ。純潔の浄化。」


「さすが友麻ゆまだ。」


 私は知樹ともきが純潔の浄化の能力を食らうと非常に顔がよくなって彼は何をしたのかよくわからない状況だった。

 そして彼は正気を戻した影響か…。


「どうしたんだ。俺は…、」


「あんたは、聖職者にキスされ悪魔を移されてしまったんだ。」


「そうか。つまり俺は友麻ゆまに申し訳ない事をしてしまった。」


「あぁ、聖職者は小児性愛事件で頻繁に取り締まられている訳だから、お前は無事にもとに戻ってよかったぞ。」


「そうだね。藍那あいな美代みしろ友麻ゆま。後はお前達に任せてくれよな。」


「えぇ。勿論だ。」


 私は浄化は美代たちに任せながら私は聖職者のそばまで行き、彼らを絶対に倒そうと決意した。

 奴らを倒さなければその狂気に飲まれるだろうから、。

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