第5話 女人禁制のイベント。

 私はなぜ、男子高生がこんなに集まっている状況なのかわからなかった。

 ふつうは、こういうイベントなら女子高生と男子高生が半々くらいの割合で来ているのも関わらず、異常な位の男性比率の高さに私は驚いたからだ。

 ゆえに私は男子高生の比率があまりにも高いのに違和感を感じたので、これから私はそれに対して警戒する事にした。

 そして、これから白い服を着用した聖職者らしき人が壇上に現れて、これから私はばれないようにこっそりと連中の講演を拝見する事にした。


「では、これから欧連の証人の開会式を始めます。」


 欧連おうれんの証人…、

 この言葉を聞いて何か怪しい宗教だと実感した。


 この欧連の証人は、イタリア発祥の新興宗教で表向きは慈善事業をやっているキリスト系の宗教団体なのは確か。

 そして、信者は男女ともなれるが、教主になれるのは男性だけなので表向きの慈善活動とは裏腹に裏で怪しい実態が多くある事が非常に有名なのだ。

 そして欧連の証人が起こした性的虐待事件が世間で注目されるくらい、この新興宗教の実態が何かあると私は疑った。

 だから、美代みしろにもこの宗教の集会について詳しく行こうと思った。


「なぁ、美代みしろ。」


 私は連中にばれないように小声で彼女に話そうと思った。

 するとも、美代みしろもそれを理解したせいか、私に対して小声で返す殊にした。


「藍那。私もこの宗教は非常におかしいと思っている。なぜなら、あの服装や奴らの顔を見れば非常におかしいからだ。」


「そうだね。美代みしろ。奴らは非常におかしな教義を用いて侵略戦争や性犯罪をしてくる状況を考えると何かこの町でやらかしそうな印象を受けるのもわかって気がするね。」


「えぇ。確かにあの格好からは一見すると神聖な聖職者という印象を受ける。が、欧連の証人をはじめとしてカトリック系の宗教は女人禁制の影響があるから何か裏で問題を起こしている話も度々聞くからな。」


「成程。女人禁制だからそういう権威がはびこる話もあるんだな。」


「その通りだ。藍那。」


 私はその言葉を聞いて彼らは何か裏で隠している事実があるとしながらもこれから私は彼らの集会を聞いてみる事にした。


「で、君たち高校生は我ら欧連の証人の集会にきてくれてありがとうございます。」


 今の時点では連中が何か怪しい事を隠している訳ではなさそうだ。

 でも、これから彼らは何か隠してありそうな状況を考えると非常に警戒した。


「では、お手持ちの聖書を持ってこれからこの言葉を聞いてもらうようにしましょう。」


 お手持ちの聖書。

 これは非常に何か危ない印象を受けたと思いながら私はこの聖書の問題には非常に警戒する必要があると感じた。


「では、人類は男性と女性がなぜあるでしょう。」


 うわぁ、この胡散臭い演説きた。

 お前達は女人禁制の立場を利用してその手の犯罪や小児性愛事件を起こしているのによく、そのような事をいえるな。


「そう。子孫繁栄のために我らキリシタンがあるのです。」


 キリシタンはカトリックでイエス・キリストの事を意味する。

 ちなみにプロテスタントではイエス・キリストと呼ばれているからその違いを理解する必要があるかと。

 そう思いながら私は話の続きを聞く事にした。


「で、我らキリシタンは男女が交わり、婚前交渉しない事をする事で安定的な人間関係を得られると私は思うのです。」


 確かにその通りだ。

 けど、お前達は小児性愛などの事件を起こしているのによくそんな事がいえるね。

 私は言っている事は正しいと思いながら、参加者の男女比を私は調べていた。

 すると、男女比は男性が7、女性は3と明らかに男性が多い。


 普通はこのような集会になると大体、6:4~5:5~4:6になるはずなのにここは明らかに男性が多い。

 おそらく、カトリック系の欧連の証人は女人禁制故に男性の比率が非常に多い事が非常に多いのだと感じた。


 それに彼らの髪の毛が剃られているのは、髪は穢れの象徴だからそれをそって神聖な存在だと思わせるためだと感じた。

 ちなみにカトリックでは髭を生やした聖職者はあまりいないが、正教会では普通に髭を生やした聖職者は多く存在する。


 だから私はそう思いながらこれから彼らが何か裏で隠している情報を暴きだす事で彼らが非常に野蛮な行動をしている状況を暴きだそうと思った。

 そうすれば間違いなく、奴らが非常に神聖な行動とは程遠い行動をしているのかはっきりとわかるから猶更だと感じた。

 そして神聖な立場をとる人間ほど、実は性犯罪に対しては非常に多い事は知られているから猶更だ。

 現に人権派といわれる人間が学歴差別したり、性犯罪を起こしている奴らが非常に多い時点でその立場を悪用しているのは既に広がっているからだ。


 ましてや我ら吸血鬼も人権派といわれる人間によって人身売買されたり殺されて取る人間が非常に多いから非常に危ないと感じた。

 そして聖職者の話が終わり、これから聖職者男子高生ばかり読んでこれから何かをしようと思った。


「ねぇ。なんかおかしくない。」


美代みしろ。どうして男子生徒ばかり、それもイケメンといわれる人を意図的に選んでこういう事をやっているのかわか師にはわからないね。」


「あぁ、そうだな。私も奴らが非常におかしな行動をしているのは明白なのだが、これが実態なら彼らは非常に危ない行動に出るのだと思うと非常にやばいね。」


「うん。そうだね。」


 私はそう思いながら、これから奴らの行動を警戒し、声から奴らの行動を見た。

 すると、聖職者男子高生にキスして、何かを与えようとしている様子を見て彼らの行動は非常に危ないと感じた。

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