第3話 JK吸血鬼とJK祓魔師。

 それからこの工場はしばらくして警察が捜査を始めた影響で私達は追い出されて学校に行くしかなかった。

 結局、祓魔師エクソシストも吸血鬼も一般の人からすれば本当に悪魔崇拝聖職者より評判が良くない。

 私達はそれを知っているからあまり表に出すことが非常に危ないなと感じていた。

 けど、そう思いながらこれから学校まで登校する準備をしていた。

 そして学校に到着し女性教師が私達を見ていらだった顔で私達を怒鳴ろうとした。


「おい。あなたたち、相変わらずギリギリに登校するとはどういう事だ。」


「すみません。私がその工場で聖職者がらみの事件があったのでそこに行っていました。」


「私もすみません。あの工場で何か不穏な瘴気があったから少し気になって調査しただけです。」


「まったく。あんた達は吸血鬼や祓魔師エクソシストで戦う前に学校としても真っ当な生活をしてもらわないと困ります。」


「はっ。はい…。」


 結局、私はいつもの通りこんなに怒られてばっかりで、言い訳なんて通用しない。

 ゆえに私は本当にこの言い訳が通用しない行動を知って私は何をすればよいのか非常に悩ましい状況で私は悩みながら教室へ向かった。


 しかし、私は人の為に悪魔崇拝聖職者退治をやっているはずなのに、それがまともに評価されず、むしろこういう怒られる事ばかりしていると落ち込んだ。

 でも、普段から危険な行動をしているから日頃からこういう批判にさらされると思うのはわからなくもない。

 けど、、学校の先生は悪魔崇拝聖職者がどれだけ大きな害をなすのかわからないだろうか?

 彼らは悪魔崇拝するあまり人間としての箍が外れた人間が多く、到底信用できない奴らが非常に多い。

 だから私と美代は批判覚悟でそういった人間と戦っている。

 故に私は彼女がこんなに愚かだと思うと何か悲しくて本当に人命というものが何なのか考えたくなった。


 大体、環境とかを守る前に人命を守る事が非常に大事なのは私からすればごく自然の常識なのはむしろ当たり前だ。

 それは私が吸血鬼である事もあるが、悪魔崇拝聖職者が吸血鬼や祓魔師エクソシスト、普通の人間の子供を人身売買したり、性的な犯罪を犯す奴らがあまりにも多いから胸に凄く痛く感じてくるんだよ。

 おそらく、先生もその事実を知らないんだと思うと少し大丈夫なのかなと不安を感じた。

 すると、美代が私の肩に手をかけて、私を慰めたかったのか…、


「藍那。そこまで落ち込む事はないよ。だから一緒に教室までいこうね。」


「あぁ、そうだね。」


 と語り、私を落ち着かせた。


 そして、私は本当にこの事件で奴らが何をしているのかわからない状況ながら、これから美代と共に教室まで運んだ。

 そして私達の教室である1-Cに入り、これから挨拶が始まると思い、これから号令して、席に座った。


「おい。美代。藍那。君たちは少し遅れている。どうしたのかきちんと説明してくれる。大体、君たちが遅刻するときは何か起きているから。」


 彼は吉野川孝弘よしのがわ たかひろ

 社会科の教師で同時に彼は祓魔師の地位にいる私達の担任教師だ。

 そして彼も悪魔崇拝聖職者の実像を知っている以上、私達にある情報を提供している。

 それは悪魔崇拝聖職者は普通の人間に成りすまして侵略戦争を仕掛ける事が非常に多いからだ。

 もちろん、彼は厳しいけど非常に優しい側面もある。


 一般的に人間の波動と吸血鬼の波動、そして祓魔師エクソシストの波動はそれぞれ異なるといわれている。

 更に悪魔崇拝聖職者の波動も普通の人間と似ているながらも普通の人間と違う波動をがある。

 それは彼らの独特の瘴気を感じる以上、私はこの特殊な瘴気を感じ取れば奴らの居場所だとはっきりとわかっているから猶更だと感じた。

 そして、普段は遅刻をしないからこそ、彼は私達が遅刻するのは何か大きな事件があったからだとみているだろう。


「あぁ、私と美代は近くにあるスコールというお菓子工場で悪魔崇拝聖職者が潜入した臭いを感じ取ったから向上に潜入した。そしたら従業員はみな、聖職者に洗脳されて私達を攻撃してきたんだ。」


「ふふっ。相駆らわず。藍那は面白い吸血鬼だね。」


「うっ。うるさい。でも、あんた達だって、いつあぁいう悪魔崇拝聖職者に洗脳されるかわからないのにそれを知らずに生きている方が余程幸せである事は忘れないでね。」


「そうだね。藍那の言う通り、知らない方が良いというけど、一度、その悪魔崇拝聖職者を見てみたいな。」


「おい。あいつらの怖さを知らないからそういえるだろ。」


「んな訳ね~だろうが。」


「ちっ。」


「藍那。少し落ち着こうね。」


「あぁ、そうだな。」


 彼女達は本当に悪魔崇拝聖職者の恐怖がわかって言うるだろうか?

 むろん、私はあまりにも悪魔崇拝聖職者の行動を知ると非常に危ない状況になる事を彼らが知らないからこそ、こうして悪ふざけで言えるんだと感じた。

 私にちょっかいを出した男子高生はその恐ろしさを知ったら絶対にその恐怖を感じざる得なくなるから絶対にただで、すまなくなるだろう。

 そう思いながら私は席について暫く休んだ。


「ねぇ。藍那。」


「どうしたの。友麻。」


「あんたは吸血鬼だからこそ、あぁいう悪魔崇拝者の現場に突入しない方が良いと警告したよね。」


「すまない。友麻。私も何かあるとあいつらを倒したい気持ちがあるのがわかるから。」


「なぁ、良い。けど、彼らは人身売買をしているだけでなくあんた達は捕まったらお肉にされる恐れがあるんだよ。」


 私はその話を聞いて彼らがいかにやばくて危険な奴らなのかはっきりとしてきた。

 おそらく、その悪魔崇拝聖職者は人間の常識が通じないからこそ、友麻は凄く心配してくれたのだと感じた。

 しかし、友麻はこれから奴らの正体を見る事になるとおそらくその事実をしる事が出るのだろうと感じた。

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