2023年8月
カクヨム夏祭り2023、第2弾
カクヨム夏祭り2023の第2弾として、昨日より『公式自主企画「ご当地怪談」大募集!! ~日本全国を舞台に怪談話を創作しよう~』が開催されています。
これについては、まず8月4日に「カクヨムからのお知らせ」にて告知があり、
https://kakuyomu.jp/info/entry/gotouchikaidan_detail
開催初日となる昨日も「開始しました」という「お知らせ」が出ていました。
https://kakuyomu.jp/info/entry/gotouchikaidan_start
そもそも前回のエッセイの最後で、
>本日発表の「1週間耐久!真夏の創作祭」よりも、むしろ8月4日の「第2弾の発表」の方が、もう今から楽しみなくらいです!
と記した通り、8月4日に「夏祭り」第2弾の告知があることは、既に7月26日の時点で予告されていました。
個人的には、毎年春のカクヨム誕生祭におけるKACイベントみたいに、お題に合わせて執筆するような企画だったらいいなあ、と思っていたのですが……。
いざ蓋を開けてみれば「ご当地怪談」という企画。「日本全国を舞台に」というのも「怪談話を」というのもそれぞれ「お題」と考えれば、私の待ち望んでいた方向性のはず。でも何か違う気がする、と感じてしまいました。これでは「お題」が広すぎるような、漠然とし過ぎているような……。私としては、もっと具体的な「お題」が欲しかったのでしょうね。
それでもせっかくなので参加してみたい。そう思ったところで、まず困ったのが「そもそも『怪談』って何だろう?」ということ。
怖い話と考えればホラーなのでしょうが、だからといって「怪談」イコール「ホラー」ではない気がする。そこでグーグル検索してみたら『ばけもの・幽霊などが筋の中心になっている話』と出てきました。
なるほど! ホラーには幽霊などが出てくるオカルト系だけでなく、いわゆる「
問題は、この「私自身どちらかといえば
ましてや「怪談」として『ばけもの・幽霊などの話』にしようとするならば、
これは私にとってはかなり難易度の高い「お題」だなあ、と感じてしまったわけです。
なおイベントの賞品について見てみると、「読者人気賞(1名)」は私には無縁だから無視するとして、「怪談マスター賞(10名)」と「参加賞」の二つ。ただし「参加賞」の方も、KACイベントの皆勤賞みたいな「条件を満たせば全員もらえる」という賞とは異なり、抽選で20名のみ。
申し訳ないのですが個人的に「参加賞」のステッカーにはあまり心惹かれず、そうなると、どうせ同じ抽選ですし「怪談マスター賞(10名)」の方を狙いたくなる。そのためには「5作品以上投稿」が必要で……。
ここでふと頭に浮かんだのが「どうせ何作品も投稿する必要があるならば、ついでに『夏祭り』第1弾の方も参加してみようかな?」という考え。第1弾は「毎日更新」系の企画ですが『同一作品のエピソードに限らず、異なる作品のエピソードも対象』という条件なので、毎日ひとつずつ短編を投稿するならば、それだけで条件を満たすはず。
改めて両方の応募要項を見比べてみると「他のコンテストやイベントに参加している作品では、当イベントには参加できません」みたいな記述は見当たりませんでした。第1弾の「1週間耐久!真夏の創作祭」の方は、既に第1週には間に合いませんが、第2週や第3週ならば今からでも参加可能なわけで……。
私は元々「1週間耐久!真夏の創作祭」にそれほど心惹かれていなかったのですが、理由の一つが「個人的に、1週目の賞品『スマホリング』にはあまり魅力を感じない」という点でした。三つ用意されている賞品を敢えて欲しい順で並べると、2週目の「ブックカバー」、3週目の「クリーナー」、1週目の「スマホリング」という感じです。
これまでの公式自主企画では「新規更新作品のみが対象」という場合が多く、今回の「ご当地怪談」企画も同様なのですが、今回は『2023年8月4日以降に更新された作品を対象』つまり「企画スタート以降」ではなく「事前告知以降」の更新が対象になっています。
ちょうど「1週間耐久!真夏の創作祭」2週目は、8月8日から8月14日までの1週間であり「8月4日以降」にも該当しています。だからこの期間中に投稿した作品ならば、「ご当地怪談」企画の対象にも「1週間耐久!真夏の創作祭」2週目の対象にもなるわけです。
……というようなことを考えたのが、8月4日の「お知らせ」を見た時点でした。
つまり「8月8日から8月14日まで毎日、何かカクヨムに投稿して『1週間耐久!真夏の創作祭』2週目の抽選対象となる条件を満たす」「その中の5作品を『ご当地怪談』にして『ご当地怪談』怪談マスター賞の抽選対象となる条件を満たす」という計画ですね。
とはいえ、上述のように「ご当地怪談」は『私にとってはかなり難易度の高い「お題」』。事前準備ゼロでいきなり8月8日から毎日ひとつずつ「ご当地怪談」を投稿するのは、ほぼ不可能です。
そこで「前日のうちに原稿を用意しておこう」と思い立ちました。
また、何も発想のきっかけがない中で『毎日ひとつずつ』というのも難しそうなので「それぞれの日付を元ネタにして、いわば自分で『お題』を用意してみよう」と考えました。「今日は何の日」というやつです。
この「今日は何の日」に関しては、以前も「カクヨムで交流ある
そんなわけで、まずは8月8日投稿の「ご当地怪談」として、8月7日にひとつ執筆。「今日は何の日」によると、「8月8日」は「8」がふたつ並ぶことからたくさんの記念日が語呂合わせで設定されているようですが、その中から私が選んだのが「そろばんの日」。そろばんの音「
さらに、少しグーグル検索しただけで「そろばんの産地」みたいな情報も調べることができたので、そこから考えたのがこんな物語でした。
『幼女のそろばん』
https://kakuyomu.jp/works/16817330661590049973
いざ書いてみると、やっぱり「怖さ」が足りません。あまり怪談っぽくないなあ、と思いながらも、それでも投稿してしまいました。
この作品、そもそも昼間の物語にしたせいで、いっそう「怖さ」が少なくなったのではないか? そんな反省から、続いて8月9日投稿分は、夜間の物語を考えました。「今日は何の日」的には「
『駐車場にて』
https://kakuyomu.jp/works/16817330661634388410
しかし、せっかく暗い夜の物語にしても、まだまだ「怖さ」が足りない気がします。やっぱり私の表現力の問題なのでしょうね。しかも1作品目の『幼女のそろばん』と比べて、2作品目の『駐車場にて』は「ご当地」要素が思いっきり薄い……。
ここで少し心が折れました。
怪談だから
最初の予定では8月9日に8月10日投稿分を書くはずだったのに、「今日は何の日」を見てもダメでした。「帽子の日」や「宿の日」から一応は頭に浮かんできた物語もあったのですが、それを作品にする気になれず……。
「翌日の『今日は何の日』を見て『ご当地怪談』を書いて、執筆翌日に投稿する」というのは、たった2日しか続きませんでした。三日坊主未満です(笑)。
そんなわけで、何も用意せずに迎えた8月10日。
公式自主企画のスタート日なので、とりあえず『幼女のそろばん』と『駐車場にて』を参加させておこう。
そう考えたのですが、午前0時ちょうどどころか、朝起きてもまだ始まっていませんでした。私は昼に外出する用事があったので、12時スタートならば出遅れてしまうと思ったのですが……。
たまたま出かける前にチェックしたら、公式自主企画が立っている! しかもまだ参加者ゼロ!
というわけで、なんと一番乗りで参加することができました。
公式自主企画に限らず、自主企画において参加者の先着10名には特別感がある……と前々から考えています。なにしろページ右側の「参加者」欄に、ユーザー名と一緒にそれぞれのプロフィール冒頭も表示されるわけですから。
このシステムがあるので、いつも私は「自主企画にはなるべく先着10名以内で参加したい」と思っており、それに備えてプロフィール冒頭には商業作品履歴っぽいものを記載しています。カクヨム内で少しでも名を売るチャンス、宣伝するチャンスだと考えているのです。
普通の自主企画でもそう認識しているのに、しかも今回は公式自主企画です。普通の自主企画以上にたくさんのユーザーが訪れるであろう場で、大きくアピールするチャンスです!
先ほどの『ここで少し心が折れました』という状態から、ちょっとだけ復活しました。
「とりあえず『ご当地怪談』にならなくても構わないから、そちらは8月24日まで余裕あるのだから、『1週間耐久!真夏の創作祭』2週目向けに今日もひとつ投稿しよう」と考えて、前日考えた『「帽子の日」や「宿の日」から一応は頭に浮かんできた物語もあったのですが』の「宿の日」の方を書いて……。
執筆直後に一回だけ推敲して、なんとか8月10日のうちに投稿したのがこれ。書き始めてみたら兵庫県という特定の都道府県を舞台にした物語になったので、一応「ご当地怪談」にしておきました。
『駅前の案内所にて紹介された温泉宿は』
https://kakuyomu.jp/works/16817330661734868158
これでとりあえず3日間は続いたので『三日坊主未満』ではなくちょうど三日坊主になりました(笑)。
一応昨晩も寝る前に今日8月11日や明日8月12日の「今日は何の日」をチェックしてみましたが、まだ何も書いていないどころか、思いついてすらいません。今までは連日それぞれ結構な数の記念日があったのに、8月11日も8月12日も少なくめであり、適当な「何の日?」が見つからず……。かろうじて発想の元ネタとして使えそうなのは、今日ならば「インスタント・コーヒーの日」、明日ならば「配布の日」くらいでしょうか。ただし「使えそう」といっても「何らかの物語を考える上で」という程度に過ぎず、どちらも「ご当地怪談」に繋げるのは無理そうですけどね。
とりあえず「1週間耐久!真夏の創作祭」2週目については、本日8月11日の分は、このエッセイ更新でお茶を濁すとして……。
以上のような感じで、私は「カクヨム夏祭り2023」を楽しんでいます。
「ご当地怪談」も「毎日ひとつずつ」なんて考えたら大変ですが、2週間という期間中にひとつだけならば簡単なはず。
現時点では、まだ参加者は60名弱。皆様もおひとついかがでしょうか?
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