KAC2023、第5回お題は「筋肉」&「ヨム」企画第4弾発表

    

 昨日3月10日の正午、KAC2023の第5回のお題が発表されました。


【3/13 11:59締切】KAC2023 第5回お題「筋肉」

https://kakuyomu.jp/info/entry/7th_KAC20235


 金曜日のお題発表なので、締切は月曜日。2日後ではなく3日後となっています。

 ただし昨日の「カクヨムからのお知らせ」には「3/13(月) 10:00-11:00 一部機能メンテナンス実施のお知らせ」というのもあったので、締切直前に投稿する予定の方々は注意が必要。

 一瞬そんな心配もしてしまいましたが、よく読んだらメンテナンスの影響はカクヨムサポーターズパスポートやカクヨムロイヤルティプログラムのみであり、はっきり『小説の投稿・閲覧は可能』と書かれているので、大丈夫なようです。


 さて、今回の「筋肉」というお題。

 私も人間である以上「筋肉」は有していますが、別に筋肉関連の面白エピソードはないので、エッセイ的なものは何も出てきません。

 自分自身の実体験や経験談が使えないのであれば、思いっきり空想に走って……。

 お題から最初に頭に浮かんできたのは、異世界ファンタジーでした。「その筋肉は見せかけか!」みたいな、現実世界でいうならば肉襦袢を用いた話を、異世界ファンタジーならば「より精巧な肉襦袢」が使える、と考えたのです。

 具体的には、凄い筋肉の男たちだけで構成された冒険者パーティーのおはなし。酒場あるいは冒険者組合みたいな場所を舞台にして、人々が恐れをなして筋肉パーティーには近寄らない。そこで喧嘩などが起こっても、筋肉パーティーは巻き込まれずに済むのですが……。

 実は彼らの筋肉は魔法による幻。本当はヒョロヒョロガリガリのパーティーでした、という物語です。

 でもよく考えてみたら、これは「物語」というより「設定」に過ぎない感じ。しかも「他の冒険者たちに対して虚勢を張るために、ずっと魔法で幻を作り続ける」というのは理由が弱い気がします。もっと説得力のある設定にして、さらにそこから何らかの物語的な展開を考え出さないと、これでは書けない。

 そう思って、これは没にしました。でも「『凄い筋肉』かと思ったら、実は違った」みたいな部分だけは妙に頭の中にこびりついたので、そこだけ残して現代ものとして考え直したら、こんな物語になりました。


『脱いだらすごいのよ』

https://kakuyomu.jp/works/16817330654246706367


 777文字ぴったりの作品です。

 たまたま昨日は昼食時に家族がおらず、昼食を後回しにすることも出来たので、12時15分くらいに執筆スタート。でも投稿時刻は「13:10」だったので、これでも書くのに1時間くらいかかったようです。

 とはいえ、この程度ならば時間にも余裕はあります。また、今年の第1回と第2回は1作品ずつでしたが、第3回と第4回は2作品ずつだったので、第5回の今回ももうひとつ投稿したい、という気になりました。

 特に第3回で2作品投稿した理由の一つが『文字数が「777文字」というギリギリなので、もっと余裕のある文字数でも投稿しておきたい』だったので、それは今回も当てはまります。

 だから、もう少し「筋肉」で考えてみたのですが……。

 そういえば研究者だった頃の動物実験で「筋肉注射」というものがあったなあ、と思い出したり、病原体や毒素などが「筋肉」に潜むという方向性の物語はどうだろう、と考えたり。

 しかしその辺りまでで私の考えは止まってしまい、結局2作品目は書けませんでした。

 冒頭でも記したように締切まで丸1日半以上あるので、まだ「書けませんでした」と言い切るのは早いかもしれませんが、おそらく無理でしょうね。



 KAC2023の第5回に関しては以上として、今回のエッセイの話題としてはもうひとつ。

 カクヨム誕生祭関連で、一昨日3月9日にこんな「お知らせ」がありました。


【7周年記念】近代文学の名作77作品を公開!カクヨム近代文学館が開館!

https://kakuyomu.jp/info/entry/7th_library


 これが「ヨム」企画の第4弾となり、これで今年のカクヨム誕生祭の全ての企画がオープンとなりました。

 企画としては「カクヨム近代文学館」の作品にキャッチコピーをつけるという「名作文学キャッチコピーキャンペーン」がメインなのでしょうが、それよりも私は、この「カクヨム近代文学館」そのものに興味があります。


>カクヨムでは7周年を記念して、KADOKAWAから出版された、 パブリックドメインとなっている文豪の作品77作品を順次公開いたします。


 いわゆる有名どころの文学作品。ならば小学校の教科書に載っていたり、中学高校時代に学校の図書室から借りたりして、読んだことのある作品が中心でしょう。でも、そういう作品を「また読みたい」と思った時に、わざわざ書店や図書館へ行く必要がないのは便利ですよね。

 パブリックドメインということは、青空文庫でも読める作品だと思いますが、そちらで探す手間が省ける、というのもあります。

 また、実際に「カクヨム近代文学館」のページを見てみると、私の中で「文学作品」とは違うジャンルになっている江戸川乱歩や坂口安吾の小説もありました。その辺りは推理小説なので、子供の頃に読んだ角川文庫を今でも持っていますが(「カクヨム近代文学館」で見ると表紙の絵は違うみたい!)、もう箱にしまってある状態。カクヨムで読めるのであれば、それもわざわざ引っ張り出してくる手間が省けます。


 ……というのはあくまでも私の場合であって、おそらく利用法は人それぞれ。

 いずれにせよ、面白いものが用意されたなあ、と感じたのでした。

 欲を言うならば「77作品」ではなく「777作品」とか「7777作品」とかにしてほしかったですが、それでは買って読む人がいなくなってしまう。こちらに掲載していただけるのが「KADOKAWAから出版された文豪の作品」全てではなく一部だけなのも、当然ですよね。

   

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