　本日はKAC2021の10回目、つまりラストです。

　最後のお題は「ゴール」でした。

　なるほど、最終回だから「ゴール」ということですね。でもそれを考えてしまうと、その方向性でイメージが固まってしまうので、これはこれで難しい気がします。

　本来「ゴール」には色々あるはずなのですよね。サッカーのゴールもそうだし、人生の終焉的な意味でのゴールもあるでしょう。逆に幸せに、結婚をゴールインという言い方もしますよね。私が小さい頃のテレビアニメでは、敵の親玉の名前が「ゴール」というものもありました。

　かけっこのゴールもありますが、それで私の頭に浮かんだのは、小学生の頃に読んだ小説の一場面。確か江戸川乱歩の『パノラマ島奇談』だったと思うのですが、「かけっこのゴールテープが、テープではなく刃物。ゴールした人の体が真っ二つに切断される」というのがありました。

　ネタして面白いのは断然それですが、生のまま使ったら有名作品のパクリになるし、元ネタがわからないほど上手くアレンジするのも難しそうだし……。

　結局。

　ごくごく一般的な「ゴール」を選んで、こんな形になりました。

『合格はゴールではないけれど』

　去年のKACイベントでも、限りなくエッセイに近い現代ドラマを書きましたが、それと似たパターンです。ただしエッセイではなく、あくまでも現代ドラマのジャンルで投稿する小説。だから私自身とは少し異なる設定の主人公にすることが可能であり、このようなオチに出来たのでした。

　これにて、全10回、投稿終了！

　文字数制限を間違っているのがあるのではないか、とか、完結設定を忘れているのがあるのではないか、とか。色々と心配してしまいますが、一応は10回全て投稿したはず。だから「皆勤賞がもらえるはず」と思って、『結果発表：4月下旬頃』を待ちましょう。

　昨年は5回のお題で11作品を書きましたが、今年は10回のお題で15作品。

　十分楽しませていただきました。

　まだ今日のお題の応募期間は続いていますが、とりあえずひとつ応募した時点で、私にとっては終了です。

　お先に失礼させていただきます、という感じでしょうか。KAC2021、お疲れ様でした！

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