カクヨムコン(2020年)を振り返って ――早くも反省会――

   

 2月1日になりました。

 カクヨムコンの応募期間が終わりましたね。

 まだ読者選考期間は続いているので、厳密には「終了」ではないのですが、一足早く、反省会を開きたいと思います。



 まずは、カクヨムコンのメインである「第6回カクヨムWeb小説コンテスト」。

 私の応募作品は、カクヨムコン開始以降の星増加が、★2と★3。もう中間通過は絶望的ですが、それは最初から想定済で応募していることです。しかし私にとって2年目である今年は、長編応募に関して、大きな反省点が二つ出てきました。

 どちらもエッセイでは既に述べたことですが、総括として改めて。


 一つ目は、カクヨムコン期間中に書き始めた新作が全然10万文字に届かず、応募をキャンセルしたこと。「コンテストに応募してみたいから書いてみる」をやって、書き切れなかったのは今回が初めてなので、本当に大きな悔いが残りました。

 でも、元々「今回は無理なんじゃないか?」という想定もあったわけです。だから、それでも投稿を開始して一度は応募状態にしてしまったことを、深く反省するべきなのでしょう。


 二つ目は、他にも応募キャンセルの長編が出てきたこと。そもそも「中間通過は無理でも、応募しておけば誰かが応援の意味で読んでくださるかも」と思って応募しておいた既存作です。例えば、カクヨムコン期間中にフォロワーが65から73に増えた(12%増加!)作品もあったので、おそらく「応募したことで読んでもらえる」という効果は、実際にあったのでしょう。

 それなのに、そうして読んでもらっておきながら応募をキャンセルするというのは、なんだか応援してくださった方々を裏切るような気がして……。「読んでいただたく」という目的は果たしただけに、それから応募キャンセルするというのは、まるで男女交際におけるヤリ捨てみたいで、心が痛くなるのでした。こんなことならば最初から応募するべきではなかった、と思うと、これも反省点となります。


 続いて「カクヨムWeb小説短編賞2020」の方。

 こちらは「第6回カクヨムWeb小説コンテスト」ほど絶望的とは思いませんが、それでも中間選考通過できるのは、一つあるかないか、という程度でしょうね。その根拠となる数字的なデータに関しては、読者選考期間が終わってから語ることにして。

 とりあえず現時点での反省というか、改めて振り返ってみて残念に思ったのが、今年は去年よりも応募数が減ったなあ、ということ。


 ……と書いてしまうと「あれだけ応募しておきながら何を言っている?」と言われそうですね。

 なにしろ、去年つまり「カクヨムWeb小説短編賞2019」の応募数は51作品、今年つまり「カクヨムWeb小説短編賞2020」の応募数は103作品。単純に比較すれば、2倍になっていますから。

 ただし、これは既存作を含めた数字です。長編の方と違って短編の方は真面目に「せめて中間選考だけでも通過したい」という気持ちがあり、その意味では、既存作は応募するだけ無駄とも思っています。

 やはり大事なのは、カクヨムコン期間中に投稿した新作でしょう。私の作品は、バンバン読まれてドンドン評価されるような知名度はなく、投稿直後以外は、ボチボチ読まれる程度なので、星増加もわずか。既存作では、中間選考を突破できるだけの評価を稼げる自信が全くありません。

 だから実質的な応募数は、カクヨムコン期間中に応募した作品数。そうすると、去年は12作品、今年は8作品となります。半減とまでは行きませんが、ちょうど2/3。かなり減りましたね……。


 このエッセイの「カクヨム二年目の中間総括(後編)」にて『カクヨムへの投稿頻度が落ちる』と書いた際、それはあくまでも長編執筆に関する想定であり、『短編やエッセイを書くことは出来ても、長編や中編は書けない』とも言っていました。

 でも、こうしてカクヨムコン期間中の応募短編の投稿数は、実際に激減。これは悔しい! だから次回のカクヨムコンでは、せめて短編だけでも、またたくさん書いて応募したい、と思ったのでした。

   

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