検索機能に対する不満 ――カクヨムコンの話と絡める形で――
このエッセイでも――特に前半部で――何度も書いてきたように。
私はカクヨムのシステムが気に入っています。とても使いやすい点が多々あると思っています。
しかし。
もちろん、全肯定ではありません。中には「ここは、ちょっと……。早く改善してくれないかな?」と感じる部分もあります。
その一つが、検索システムの使いにくさです。
まあ検索システムに関しては、以前に『あらためて思う、カクヨムは「書く」だけでなく「読む」にも便利なサイトだ、と』の中でも述べていますし、その時は「カクヨムの方が便利」という結論にしていたはず。
でも実は、あの時は書けなかった小さな不満があるのです。当時は「自分が気づいていないだけで、カクヨムの検索にも、そういう機能はあるのかな?」と思ってしまうくらいに自信がなかったので、黙っていましたが……。
さて。
今回も「小説家になろう」との比較から行きます。厳密には、あちらの検索ページである「小説を読もう!」との比較です。
カクヨムコンと同じように、ちょうど「小説家になろう」でも大きなコンテストが行われている現在。しかも、あちらでは応募方法が「キーワード欄に応募用ワードを書き込む」という形式なので、例えば私の名前である『烏川 ハル』と応募用ワード『ネット小説大賞八』を検索欄に入力すると、現時点で私が応募している全51作品がリストアップされます。
他サイトなのでクリック&ジャンプできませんが、一応URLを書いておきますね。
https://yomou.syosetu.com/search.php?word=%E7%83%8F%E5%B7%9D%E3%80%80%E3%83%8F%E3%83%AB%E3%80%80%E3%83%8D%E3%83%83%E3%83%88%E5%B0%8F%E8%AA%AC%E5%A4%A7%E8%B3%9E%E5%85%AB¬word=&genre=&type=&mintime=&maxtime=&minlen=&maxlen=&min_globalpoint=&max_globalpoint=&minlastup=&maxlastup=&minfirstup=&maxfirstup=&order=hyoka
あちらのシステムでは、作者名で検索すると毎回『※検索条件に一致するシリーズがあります。(検索条件の一致率が高い3件を表示)』という形で、似た名前の――他の方々の――「シリーズ」も引っ掛かってしまうのですが、どうせ小さく2、3行で示されるだけなので、それは無視できる範囲のノイズとして。
とにかく、きちんと作品がリストアップされるのは、便利な話です。
いや、別に「自分の作品のリストを眺めてニヤニヤする」なんてナルシスト的な自己満足ではないですよ。今回のようにコンテスト応募作品リストが作成できれば宣伝にも使えるでしょうし、また「自分の名前で」ではなく、他の方々の名前で検索することもあるでしょう。
特に他の方々の作品を検索する場合、さらに別のキーワードを加えるとか、文字数で絞るとか、利用法は様々です。
カクヨムに来る前に、そのようなサイトを使っていたので……。
カクヨムの検索システム。
作者名で検索できない点だけが、大きな不満でした。
いや、もちろんカクヨムでも作者名は入力できますね。検索結果も表示されます。ただし作品名ではなく、あくまでもユーザー名として。
おそらく「わざわざ検索で作品を羅列せずとも、作者のページへ行けば十分でしょう」と言いたいのでしょうが……。
でも作品数が膨大な作者様もおられますからねえ。10作品くらいならば目視でチェックできても、50作品、100作品になってくると、パッと見ただけでは、どのジャンルが多いのか、文字数どれくらいの作品が多いのか、それすら判別できない。
やっぱり「作者名」プラス「別のキーワード」(あるいは文字数とかジャンルとか)で、絞り込んで検索したいではないですか! そのための検索システムだと私は思うわけですよ!
……と。
前々から、声を大にして叫びたかったのですが。
上述のように「自分が気づいていないだけで、実はカクヨムでも、作者名で検索して作品そのものを表示させる方法、ちゃんとあるのかな?」とも思っていたので。
今までエッセイのネタには使わずにおきました。
でも、最近。
「エッセイで大々的に自分の無知を晒すのは恥ずかしいとしても、ツイッターでなら構わないかな? 誰か教えてくれるかも?」
そう思って、ここで述べてきたようなことを――同じく「小説家になろう」のコンテストの話題から始まる形で――、つぶやいてみました。こっそりと。
すると。
ああ、見ておられる人は見ておられるのですね。
アドバイスをいただきました。
「タグ欄に作者名をキーワードとして書き加えておけば、検索で作品そのものが出てくるようになりますよ」
と。
ああ、なるほど!
……と言いたいところですが。
この方法、実は私も薄々、気づいておりました。
というのも、以前に自主企画経由で、私の作品の二次創作を書いてくださった
それはわかっていながらも。
自分の作品に自分で自分の名前をつけて回るのは、なんだか自己主張が激しいようで恥ずかしいなあ、という気持ちもあり、私は躊躇していました。
それに。
自分から主張するのであればタグ欄に名前を入れれば良いとしても、それでは、他の作者様の作品を検索機能で出したり、そこから条件を絞ったりすることは出来ないわけです。これでは根本的な解決にならない……。
そうです、前々からの疑問に対しては、根本的な解決にはなりません。ですが。
今回の問題に限定するならば、話の発端は「検索機能を活かしてコンテスト応募作品のリスト化が出来るか否か」という点です。これだけならば、それこそ、キーワード欄に書き込めば問題解決。特に『コンテスト応募』限定にすれば――全ての作品ではなく一部の作品にすれば――、少しは控えめな感じとなり「自己主張が激しくて恥ずかしい」という気持ちも薄れるかもしれません。
少し事情があって、その時すぐにではなく、本日この作業をいたしました。
カクヨムコンに応募中の作品に【カクヨムコン応募長編(烏川 ハル)】あるいは【カクヨムコン応募短編(烏川 ハル)】というキーワードをつけて回ったのです。
これで「これが私の応募作品です!」とリストを見せるのは簡単になりましたし、また、さらに別の検索ワードを加えたり、ジャンルや文字数で絞ったり、色々と便利に使えるはずです。
さて。
以上で「検索機能に対する不満」という本題は終わったのですが、ついでに、カクヨムコン関連の話をもう一つ。
上で「少し事情があって、その時すぐにではなく、本日この作業を」と書いた、その『事情』に関する説明です。
実は今日、カクヨムWeb小説短編賞2019に応募中している作品――全39作品――の編集画面を開く用事があったのですよ。だから、それと同時に作業したのでした。数が多いと、何度も編集画面を開くのも大変なので。
その『編集画面を開く用事』。これもツイッターが関係しています。数日前に私は、こんなツイートをしたのです。
>紹介文(あらすじ)冒頭に【第5回カクヨムWeb小説コンテスト(〇〇部門)応募中!】と付けてみた。短編は多すぎるので長編のみ。
>効果あるかなあ? それとも「カクヨムコン応募作品を読む!」という方々は、そこじゃなくて「応募中のコンテスト」欄に着目するから、特に意味はない?
単なる一方的なツイートではなく、アンケート付きです。
選択肢は4つ。
「意味ないよ! 関係ないね!」
「逆効果だよ! 応募作品は避けて読む人いるかも!」
「効果あるよ! 少しは変わると思う!」
「とても効果的なので、短編の方も同様にしなさい」
結果。
投票総数は1票でした。
1票ですよ、1票! 一応「#カクヨムコン5」というハッシュタグもつけておいたのに、ほとんど誰もアンケートに参加してくれません!
なんというSNS弱者なのでしょう、私は。
……という冗談はさておき。
アンケート結果としては「とても効果的なので、短編の方も同様にしなさい」が100%。せっかくの貴重な――たった一人の――ご意見なので、参考にさせていただきました。
だから今日、全39作品の編集画面を開いて【カクヨムWeb小説短編賞2019(〇〇部門)応募中!】と書き加えて回ったわけです。
……とまあ、そんな次第だったのですが。
我ながら、この件に関しては、今回のエッセイでは書き方の順番が悪かったと思っています。
先ほど検索結果のURLを先に出しているので、そこをクリックすれば、私の応募作品がズラリ。その全ての紹介文(あらすじ)冒頭に【第5回カクヨムWeb小説コンテスト(〇〇部門)応募中!】あるいは【カクヨムWeb小説短編賞2019(〇〇部門)応募中!】と書かれているのが一目瞭然。一種のネタバレでした。
ともかく。
これはこれで、なんだか「カクヨムコン応募!」アピールが強すぎて、少し恥ずかしいような……。でも目立つことだけは間違いないですよね?
以前に私は「SNSには疎い」と書きましたが……。こうしてツイッターを通してアドバイスをいただいたり、アンケート機能を使ってみたり。疎いなりにも、頑張って利用しているような気がしてきました。
また、今回のカクヨムコン。初めてなので「一応参加してみる」という程度に留めているつもりですが、こうして「アピール!」なんて試みているわけですから……。
なんだかんだ言ってカクヨムコンを楽しんでいる。我ながら、そう感じるのでした。
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