第10話 子育ての極意
相手の立場に立って物事を考える!
聞かれる言葉です。ビジネス現場でも常に「顧客の立場で考えろ!」って言われるサラリーマンが多いのではないでしょうか?それは、つまり、大人になってそれが出来てない人が多いからそうなるわけです。
従って、学校では毎日のように言われることでしょう。そうやって、教えられたにもかかわらず音になってもそれが出来ないとは情けない限りではないかと思います。
ビジネスでも学校でも共通するテーマ、それはつまり子育てにおいても共通するという事です。そして、この相手の立場に立って物事を考えられる人が、今最も必要とされる人ではないかと思います。
しかし、それは本来人間として当たり前のことなのです。つまり、当たり前のことが出来ないほど人間は劣化しているということになるのです。まあ、どうしてそうなるかはもうご存じだと思います。
この相手の立場=こどもの立場に置き換えれば、子育ては上手くいくようになるでしょう。
そこで、その秘訣を一つ。親の心子知らずという有名な言葉がありますが、この心親知らずではダメなのです。何故なら、親にはこども時代が有ったから。
つまり、子育てとは、自分のこども時代を思い出す体操みたいなものなのです。
相手の立場に立って考える!という事を一番実践的に出来るのが子育てという事になるわけです。子育てが上手くなれば当然仕事も上手くなるし友達付き合いも上手くなるでしょう。
今日、子育てをしたくない、いや出来ない親は損をしているのです。仕事や友達付き合いを上手く行かせる体操を自ら進んで放棄しているわけです。実にもったいないことだと思います。
そんなこと言われなくても分かっています。という人なら良いのですが、それが分からない人が子育てに悩むことになるのです。いつも書いているように、子育てとは親を育てるカリキュラムであるのです。
親はなくとも子は育ちますが、子が無ければ親は育たない。つまり、本当の意味で大人にはなれないということなのです。従って、親が成長しようとしなければ意味がないのです。
子育てによって鍛えられた親は、立派な大人となる。そういう大人になりつつある我が子を見れるのがジージの特権というモノです。
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