第8話 親自身の成長も忘れずに

 我が子が学校へ行かないメリットは山のようにあるわけで、行かないという勇気ある決断を下した我が子を誇りに思うべきだと私は思います。


 そうなると、必然的に我が子の教育の責任は全て親に掛かってくるわけです。


 しかし、責任の重さを苦しさではなく楽しさにしなければ意味がありません。


 その秘訣の一つに親自身の成長があるわけです。私は自分の経験から、子育ては親を育てるカリキュラムだと思っています。


 特に、我が子が子を持つことで、それは確信に変わりました。親と言ってもこどもに毛が生えただけであり、とても大人とは呼べないレベルなのです。


 我が子が親になって、自分が親になった頃が見えて来るわけです。


 我が子を成長させるには親が成長するしかない!


 是非、これを肝に銘じておいてください。猿真似という言葉があるように、こどもは親の真似をします。親は常にお手本=生きた教材なのです。


 孫たちの口癖は、おかしいほどに見事に母親の口癖であり、母親を注意しています(^-^;


 そういう点で言えば、未だに子育て真っ最中ってところなのです!これもまたジージとなったことで分かることです。従って、60才を越えても成長することが出来るわけです。


 こうした機会を与えられたから、自分がキチンと自分で考えて行動する様になり、更に死ぬまで成長させて貰える事は、こどもたちのお陰だと、心からこどもたちに感謝しています。


 また、私がそういう姿を我が子や孫たちに見せることで彼らも成長していくのではないかと楽しみなのです。


 二人の娘から五人の孫が出来たのですが、まあ、それぞれが個性的で見ていて飽きることはありません。彼らが一体どういう大人になっていくのかが非常に楽しみなのです。


 それは、我が子を見てて思ったのですが、自分が我が子の年と比べて、我が子は遥かに進歩しているわけです。まだまだ覚束ない親ではありますが、かなり明確なポリシーを持っており、それは私が常々話していることが根底にあったりするわけです。


 こうした状況が、我が子や孫たちがどこまで成長するのかという事が楽しみになる理由でもあるわけです。彼らが私と同じ60歳になった時に彼らがどういう生き方をしているのか?


 孫たちのそれは残念ながら見ることは出来ませんが^^;


 また、別に上手く行くことを期待しているのではないですよ。むしろ、何をやらかすのかが楽しみであり、そういうときに、どうゆうサポートをしようかが楽しみな訳です!彼らが彼ららしく生きていくために何が出来るか?


 これを考えるのが親の務めではないかと私は思うのです。


 とりあえず、困ったときにはジージに相談!を彼らに浸透させたいと思っています。今はまだ学校に行っていますが、あの個性が学校に収まるとは思えないわけで、いつ学校に行かない決断をするのか心待にしています。


 我が子が学校に行かないという事は、余計なことを学校で教わらなくて済むというモノ凄いメリットがあるのです。国語や算数と言ったどうでも良い教科の世界に年こめられないわけで、常に広い視野と想像力を持って生きていける逞しい人間になっていけるチャンスであると思います。


 

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