第4話 優秀な子を育てる

 大抵の人が勘違いしているのですが、優秀というのは優しさに秀でると書いています。つまり、優秀な子とは、飛び切り優しい子であるという事です。


 学校で成績が良い子を優秀と呼べ傾向がありますが、そういう子は、決して優秀ではありません。


 何故、成績が良いのでしょうか?


 それは、もちろん努力しているからです。学校でも家でもしっかり勉強し、きっと塾にも行っていることでしょう。だから、良い成績を残せる。当然のことです。


 しかし、そこに優しさはあるのでしょうか?


 きっと、自分の勉強の為に家族は犠牲になっているのでは?それでも、そういう家族の協力に感謝しているのなら優しさはあると思いますが。必死で勉強する子にそんな余裕はないことでしょう。


 つまり、学校で良い成績を残す子は、自分のことしか考えていないのです。恐らく、家族もそれを承認しているのかもしれません。だけど、本当にそれで良いのでしょうか?


 そういう人が大人になり誰かを愛し家庭を持ち子を育てていくことが出来るのでしょうか。会社に入って、周りの人たちと上手くやっていけるのでしょうか?


 昨今で、コミュ障とかいって周りの人たちとのコミュニケーションで苦しむ若者が増えています。それは、若者に限らず私たち老人でも同じだろうと思います。


 何故、そういう人たちが増えるのかと言えば、優秀ではないからです。優しさに欠けるからです。人と人を繋ぐのは言葉ですが、その背景には優しさと思いやりがなければ、言葉を駆使して繋ぐことは出来ません。


 最近では、優しい振りをして相手を騙すことにしか使われなくなりましたが。


 そういう社会になってしまったのが、優秀という言葉を履き違えたからだと思います。人よりも成績が良いのが優秀ではない。むしろ、そういう人を支える人が本当の優秀なのです。


 でも、それは誰からも評価されない。という事はお金にならないということで、誰もが見向きもしなくなったのです。これが資本主義の脅威ではないかと思います。


 折角、学校へ行かないのですから、本当に優秀な子を育てましょう。他人の立場に立って物事を考えられる大人になれるように。そういう大人が増えれば、いずれ社会は良くなっていくと思います。


 つまり、学校へ行かない人たちが頼りなのです^^;

 だって、学校では本当に優秀な人を育てないから・・・

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