このエッセイは、去りしKACの日々に思いを馳せ、共感に笑い、そして物語作りの思考の運び方まで学べる作品だ。
とくにオススメなのは第11話。
筆者はKAC10の編集者賞を見事勝ち取った勝者である。その思考の運び方は実に為になった。読者(今回については、読者とは主にカクヨム編集者)のニーズを読み取り最大限に魅せる考え方。筆者の描くカタリ、バーグさん、トリはとても自然で、まさにこのキャラクターの行動、発言として魅力的なものだった。
学ぶことがとても多い。
血と涙と努力と情熱が開いた道を、このエッセイで追体験しよう。
追記: 第5話で謎のDVD焼く談義が盛り上がっているのも、個人的には面白かった。