第5話 お題:紙とペンと◯◯
【KAC4】紙とペンと◯◯
編集部より
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カクヨムのキャッチコピーといえば「書ける、読める、○○」。
(突然ですがクイズです。○○に入るものは何でしょう? 正解はこちら)
今回はそれにあやかって、「紙」と「ペン」、そして「○○」にあたる箇所に自由な単語を入れてテーマを完成させましょう。
ジャンル不問。「紙とペン、そしてオリジナルの1ワード」をテーマとした作品を書いてみてください。
***
まあ。KAC3と違ってスッキリとしたお題説明!
このお題は、もしかしたら最初から入れるって決まっていたのかなぁ。
さて。
このお題についても、私は発表になってからすぐに確認しに行きました。
しかも、金曜日なので編集部賞もあるしねっ!!
ただ。
お題を見て固まった。
『紙とペンと◯◯』
つまり、この『◯◯』に何かを埋めればいいのだが。
……。
……。
……何を?
何を埋めればいいの?
オモイツカナイヨ……?
お題が発表になった12時過ぎから、私は呪文のように唱える(※いつも通り)
紙とペンと何か紙とペンと何か紙とペンと何か紙とペンと何か紙とペンと何か紙とペンと何か
何かって……なんだろう。
紙→紙をモチーフにしたものは複数思いつく。
ペン→ペンのモチーフもいくつか思いつく。
しかし。
◯◯に当てはめられる物が思いつかない。
思いつかない。思いつかない。
全然思いつかない。
お題発表の15日は金曜日で、平日酷使した脳みその動きが、明らかに鈍っている。
その時、18日納期の作業があったので、頭の半分はその事を考えていた。どうしても、その半分を『一旦忘れて』が出来ない。
私は、仕事モードが一度ONになってしまうと、なかなかOFFにならないのだ。
そういえば、KAC1の続編が読んでみたいという応援コメントを頂いていた。
なので、無理やりKAC1のキャラを使って作品を考えてみた。
しかし。
そのキャラと◯◯の部分がどうしても噛み合わない。
KAC1はシリアルキラーの話だった。だから同じタイプで考えてみる。
紙とペンとシリアルキラー。
もう一人新しいキャラと、新しいシリアルキラーを思い浮かべて、冒頭部分を書く。
しかし……続かない。
冒頭とオチが繋がらない。オカシイのだ。歪になってしまう。
キャラが強すぎて、オチが霞んでしまう。
『そのオチである意味なくね?』ってなる。
私はソレを全部消し、シリアルキラーの部分だけをもう少し深掘りして考えてみた。
……が。
18日納期の作業がある。
実は、この『18日納期』は、18日に客の手元に届く事を意味する。
データをDVDで納品するのだ。
つまり。18日に客先に届くには、最低でも17日(日曜日)の午前中に宅配便で発送しなければならない。
つまり。
仕事の納期も17日12時なのだ。
どちらを優先させるか?
小説!
と、言いたいところだが、いくら底辺社会人でも仕事をぶっちぎる事は出来ない。
私は、一旦小説を忘れて仕事に没頭した。
そして。
16日土曜日、23時頃。
仮眠をとりつつ作業し、仕事の方がやっと完了。
合間合間の休憩などで、小説のネタの事もチョビチョビ考えてはいたものの。
全く形になってなかった。
もう時間がない。
私はデータをDVDに焼きながら(※)、ネタを頭の中でコネコネする。
物凄く歪な形のまま、私は取り敢えず書き始めた。
三時間後。
3500文字程度まで書いて、
これじゃダメだと頭を掻き毟り、していたイヤホンを投げた。壁にかかっているコルクボードに跳ね返ってデコにクリーンヒット。
地味に痛い……
日付が変わって17日深夜2時半頃。
もうダメだと思った。
なので……
私は最後の手段を使った。
そして書いたのがコレ。
紙とペンと小説の女神様
https://kakuyomu.jp/works/1177354054888859408
まんま、書けない苦労をエッセイにした。
唯一違うのは、紙とペンを使ってなくて、デコに跳ね返ったのはペンではなくイヤホンだったって事だけ。
あとはノンフィクション。
何やってんだか……
まぁ、どんな状況にせよ投稿できたので、私は他の方々の作品を見に行った。
みんな、どんな◯◯にしたのか。
が。
正直、KAC4はあんまり他の方々の作品が読めていない。何故なら、徹夜作業・深夜作業やり過ぎて、脳みそ壊死してたから……
なので、後から読みに行った感想になります。
私がグッときた作品はこちら!
紙とペンと、それから
https://kakuyomu.jp/works/1177354054888835600
水沢ながる
https://kakuyomu.jp/users/mizunagaru
きた。グッときた。
紆余曲折もない。事件も事故もない。
普通の人の物語だ。
だけど……そうだよ。
きっとさ、それが『幸せ』なんだよ。
その作品は2つの側面を持ってる。
どちらの側で見ても良いと思う。
最後、『ああそういう事か』となる。
それも含めて、もうグッときた。
こういう物語にグッとくるのは恐らく、ある程度年齢を重ねた人間なんだろうなぁ……
レビューがさ……思ったより少ないんだ。
アクション大巨編とか好きな人には……刺さらないのかな……
私はこういう作品が好きなんだけどね……
さて。
苦し紛れの最終手段をここで使ってしまった。
まだ4回目なのに。
なのであと6回は、意地でもなんとか『物語』のテイを保ったものを書かなければならない。
じわじわと、私の精神は追い詰められていくのだった。
***
DVDに焼く
今の若い人には伝わらないだろう……
DVDやCDーRにデータをコピーして使えるようにする事を『焼く』と表現する人種がいる。
いろんな説があるようだけど、私は単純に昔から現場でそういう言葉が使われているから、つい使ってしまうだけ。
詳しくはググって。説明しようと思ったらアホみたいに長くなった。
ついでに言っておくと、私の場合は『CDーRの表面をレーザーで変質させるから俗に焼くという』わけではない。『写真の焼き増し』の方が意味が近い。焼き増しって言葉も、今は使わないんだろうなァ……
ジェネレーションギャップ……
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