ジャングルエリア攻略_4

「よっしゃあ!楽勝だったね!」


 どうやら外は片付いたようだ。

30分くらいは休めたか。チーターやカラカルも元気を取り戻していた。

ライオンは気持ちよさそうに眠ったままだが、次の広場で起こせば良いだろう。

スザクのホットアイマスクのおかげで、目の疲れもだいぶ楽になった。頭痛も感じない。


「キョウ、具合はどうだ?」

「大丈夫です。スザクのおかげでかなり良くなりました」

「では、次はまた頼むぞ」

「了解」


 ヘルメットを再び装着し、今のうちにピストルを同期し直す。


「博士、そのポインターも再同期させてくれ」

「わかったです」


 博士のポインターの同期も完了し、戦闘準備が整った。


<<もうすぐ次の広場に着くぞ!>>


 ライオンを起こし、バスを出る。

それぞれ準備を整え、セルリアンを待ち構える。


「ここ、結構多いぞ。気をつけろ」

「わかった。各員、気を引き締めろよ!」

「「「了解!」」」

「トキ、歌うです」

「任せて」


 トキは大きく息を吸う。


「蜻ス縺ッ謚輔£謐ィ縺ヲ繧九b縺ョ縺ァ縺ッ縺ェ縺?o繝シ~~!!」


 形容しがたい騒音により、セルリアンが雪崩のように押し寄せる。 

二丁のピストルを構え、同時に撃つ。両方とも命中。


「よし、いけるぞ」

「キョウ!右からハンターセルです!」

「左からもです!」


 博士と助手がそれぞれハンターセルを発見した。

速いな。ライフルに持ち替えている間に接近を許してしまいそうだ。

ならばこのまま撃つしかない。

落ち着いて構え、まずは右のハンターセルに狙いを定め、引き金を引く。

ピストルの弾は正確にハンターセルの石を捉え、打ち砕いた。

すかさず左に照準を合わせ、撃つ。

命中。こちらも一撃で粉砕。


「やりますねぇ!」


 ピストルの有効射程ギリギリの狙撃を知ってか知らずか、助手が声を上げる。

疲労回復の効果か、弾がよく当たる。

しかし装弾数は変わりようがないので、リロードタイムに入る。

マシンガンの方も弾が切れたようで、ホワイトタイガー達が飛び出していった。


 ピストルをリロードし、ホワイトタイガー達を狙うハンターセルをライフルで狙撃。

マシンガンの射撃が再開したら、ライフルをリロードしつつピストルで援護、また弾が切れたらライフルで狙撃…相変わらずこの繰り返しでセルリアンの数を減らす。



「…もういない。さっきのが最後だ」

「よくやった!オオイヌから弾薬を補給し、次の広場へ進むぞ!」

「了解!」


 ジャングルに入ってから、どれくらいのセルリアンを倒したのだろう。

オレだけでも100は軽く超えていそうだ。

弾に関しては、弾薬とスペアパーツを満載したオオイヌを複数連れているのでまだ2/3ほどは残っているらしいが、ピストルの弾だけで言うとかなり減ってきている。

オレ以外ほとんど使っていないから元よりあまり数を積んでいないし、一応オレのためにアルファチームのオオイヌにはピストルの弾が多めに入れてあったのだが、それにしても消費量が多すぎるのだ。

ブラボーチームの方からいくらか分けてもらい、補給を完了した。


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