よろしくね

「それでは、次は我々の『アイサツタイム』だな!」

「私はチーム・アルファの隊長のゲン。気軽にゲン隊長と呼んで欲しい」

「フレンズのみんなはゲンちゃんなんて呼んでくれてもいいぞ!」


 ゲン隊長が豪快に笑う。

見た目は厳ついが、冗談のわかるいい人、という感じだろうか。


「僕はリョウといいます。料理が得意です。料理のリョウって覚えてください。皆さん、よろしくお願いします」

「料理のリョウ、セーバル覚えた」

「余裕があるときに何か作りますね」

「やったー!」


 柔らかい物腰の男がリョウ。少しふっくらした顔をしている。


「私はアリサ。衛生兵…わかりやすく言うならお医者さんね。もしケガしたりしたらすぐに言ってね。よろしく」


 クールな女性隊員という雰囲気のアリサ。


<<ルイスだ。機械のことならなんでもござれ、乗り物の運転も得意ダヨ>>


 ルイスはハイテクっぽいゴーグルを点滅させながら、これまたハイテクっぽいマスクのスピーカーから機械音声で話す。


「ルイスのそのマスクは翻訳機か何かなの?」

「いいや、ただのボイスチェンジャー」


 アリサの質問にゴーグルとマスクを外して答え、

サイボーグみたいでカッコイイだろ?と笑う。


「「カッコイイ…!!」」


 首をかしげるアリサとは対照的に、サーバルとセーバルが目を輝かせていた。


<<最後はアナタデスヨ>>


 再びサイボーグ化したルイスに促され、前に出る。


「自分はキョウです。サーバルさん、セーバルさん、カラカルさん、よろしくお願いします」


「ブッブー!キョウ、失格!」

「ええ!?」


 突然の失格!


「これからオトモダチなんだもん、そういう堅苦しいのはナシだよ!」

「リョウとあんまり変わらないんじゃ?」

「リョウはそういう人だからセーフ!」

「この子そういうところは妙に鋭いのよね…キョウ、諦めなさい」

「そうそう、わたしたちはキョウって呼ぶから、キョウもサーバルって呼んで!」

「…オッケー、わかった。サーバル」

「じゃあ、テイクツー。セーバルが合図するよ」

「準備はいい?はい、スタート!」


「オレはキョウ。ここでの役割は戦闘要員ってところかな…セルリアンが出たら任せてほしい」

「うん、ごーかくっ!一緒に頑張ろうね!」

「ああ、よろしく」


「チーム・アルファは隊長の俺とこの4人だ。セルリアンの女王を撃退した3人と同行できて光栄に思う」

「それほどでもないよ~」

「サーバル、すごいにやけてる」


「ではチーム・ブラボーも続けて頼むぞ」

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