はじめまして

 作戦についての説明が終わり、隊員たちの担当するエリアとチームが発表される。


<<皆には明日、キョウシュウエリアへと向かってもらう。同行するアニマルガールたちがこちらに来てくれているので、チームメンバー共々明日までに顔合わせを済ませておくのだぞ>>


 オレの担当は南側だった。

サバンナとジャングルエリア…

どんなアニマルガールが来てくれるのだろうか。


「南側チームの皆さんは、私がご案内致しますね!」


 ミライさんがアニマルガールのところへ案内してくれることになった。


「ミライさん、どんな子が来てくれるんですか!?」


 待ちきれなかった隊員の一人が質問する。


「ふふふ、会ってみてのお楽しみですよー」

「とにかく皆さんお耳もしっぽもモフモフフワフワ…あとプニプニのとってもかわいいフレンズさん達です!」


 ミライさんがにへらぁ~とした顔で語る。


 モフモフフワフワ!なんて素晴らしい言葉だろうか。

しかしプニプニ…?

全然わからん…

というかミライさん、よだれ出てない?いや、見間違いだろう。


「さて、この辺りでお待ちいただいているはずなのですが…」

「あっ!ミライさーん!こっちだよー」


 声の方を見ると、大きな耳が特徴的なアニマルガールが手を振っていた。

奥にはよく似たアニマルガールがもう一人と…

緑色でプニプニっぽいアニマルガールがいた。


「ミライさん、この人達が?」

「そうです。仲良くできますね?」

「もっちろん!じゃあ、さっそく『はじめましてのアイサツタイム』だねっ」

「普通に自己紹介でよくない?」

「サーバルらしくていいとおもうよ」

「あっセーバル!先に名前言っちゃダメだよ!」

「あんたもね…」

「あっ…」




「はじめまして!ワタシはサーバルキャットのサーバルだよ!よろしくね!」

「なかったことにしたわね」

「わたしはセーバル!サーバルキャットの…?あれ?ミライさん、サーバルキャットの、でいいのかな?」

「ええと、サーバルキャットのサーバルさんのセルリアンがフレンズになったのがセーバルさんなので…サーバルキャットの、で良いと思いますよ」

「わかった、ミライさんありがとう。セーバルはサーバルキャットのセーバル!好きなことは『サーバルと同じで』食べること!よろしくね!」

「ワタシのイメージがまた不名誉な食いしん坊キャラに!?」

「もう、グッダグダじゃないの…コホン、私はカラカルよ。見ての通り二人ともこんな感じだから、何かあったら私に言ってね」

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