第2話 ステータス
「ステータス!」
目の前に半透明のウィンドみたいのが出てきた。おっと、興奮して声が裏返ってしまった。おいじいさん、笑ってんじゃないよ。
名前:佐々木タクミ
種族:人
性別:男
年齢:17
Lv:――
HP:20/20
MP:0/0
力 :20
防御:18
速さ:15
器用:25
魔法
スキル
HP回復上昇lv1
称号
なるほど、平均がどれくらいか分からないから判断できないが、神様曰く平均らしいからこれが平均なのだろう。......これどうやってスキル追加すんだ?
「神様、スキルってどうやって追加すればいいんですか?」
じいさんは忘れとったわいとか言いながら説明してくれた。こんのじいさん...
「まず、スキルと書いてるとこを押してみなさい」
言われた通り押してみると、一番上にスキル一覧と書かれた別のウィンドが出てきた。
これはすごいな、数えるだけで日が暮れるぞ。スキルの数に圧倒されながらも、自分が望んでいるスキルを探す。実はスキルがもらえると聞いた時からいくつか考えていたのだ。ラノベ知識最高だね! スキルがいくつ貰えるかわからないからとりあえず欲しいものをポンポン入れてく。
途中存在しないスキルもあったが作ってくれた。それに、MPが0だけど魔法は使えないのかとじいさんに聞いたらそうでもないらしい。地球にもともと魔法がないから0と表示されるだけであって転移したら0ではなくなるらしい。転移先で魔法使えると考えるとワクワクしてくるよ!
じいさんの説明を聞きながスキルについて考えていく。何時間スキルについて考えたか分からないが、とりあえず完成したぜ。それでは俺のステータスの発表だ!
名前:佐々木タクミ
種族:人
性別:男
年齢:17
Lv:――
HP:20/20
MP:0/0
力 :20
防御:18
速さ:15
器用:25
魔法
スキル
HP回復上昇lv1 MP回復上昇lv1 格闘技lv1
称号
......言いたいことはわかるよ。チート過ぎると言うのだろ?でもじいさんが別にいいっていうからいいよね!
スキル追加が終わり、一息ついていると俺の足元に魔法陣が現れた。
「な、なんだ?」
いきなり魔法陣が現れたから結構びっくりした。じいさんが俺に魔法陣について教えてくれる。
「転移の準備が始まったのだ。数分ほどで転移するからの」
転移が始まるのか...いよいよ俺の冒険が始まるのか!楽しみだ。
「転移先はリニアスト王国付近の森の中じゃ。1時間くらい歩けば王国に着くはずじゃぞ」
リニアスト王国か。どんなところなんだろうな、優しい人がたくさんいてほしいな。異世界について思いを馳せていると、魔法陣が輝きだした。
「そろそろじゃな。儂からのプレゼントを
その言葉を聞きながら俺の意識が薄れていく。さあ、異世界生活の始まりだ!
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