レビューFB! KAC2 2番目

 いつも目立つ1番の陰で常に存在する2番目。

 みなさん陰の立役者だったり、1番になれない悔しい思いをするキャラクターなどを書かれたのではないでしょうか。


【KAC2】2番目

牧野 麻也様:伝説の勇者

https://kakuyomu.jp/works/1177354054888794564

「僕らのRPGのエッセンスが今ここに……」

この短い文字数の中に、壮大な冒険を感じました。

もし続きがあれば、もしくはメインストーリーがあれば読んで見たくなる作品です。


 たった3991文字。ですが、まるで壮大なストーリーを読んだ後のような錯覚に陥りました。登場するキャラクター皆個性が光っており、それぞれが背負った運命、思いが交錯する……。この「キャラ」と「存在意義」の二つが非常に安定して設定されていたので、ここまで読んだ後の充実感があったのだと思います。

 主人公は自分の事を二番目スペアと言いますが——いえいえ、カッコ良すぎますよ、この最後ラストどう考えてもあんたが一番じゃろ! って思ってしまいました。

 こういった伝説を後の世から振り返るパターンは見たことありますが、この「今から始まる」という視点は斬新で、偉大で、重要で……でもどこか切なくて。これで良かったんだよね、ってつい言いたくなりました。


 続いてKAC3。これまた物議を醸したお題でした。

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