第8話 一週間経ったけどどうか
「おはよう
「いえ。幼い頃から病気がちで、何かに罹る度に先生にお世話になってましたし。治験という形でも、先生に恩返しできたらと思って。……僕、医学系の大学に進学したいんです」
「へぇ、それは初耳。なんで?」
「先生みたいな立派な人になりたくて。治験も人助けの一環で受けたんです」
「……立派なこと言うようになったね。分かった、桐くんが無事大学に受かったら、一緒にディナーに行こう。それを私への恩返しとしようじゃないか」
「はい。先生、ありがとうございました。久しぶりに会えて嬉しかったです」
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます