結論を急がない
2019年4月25日(木)。
今のわたくしは、無力感と脱力感でいっぱいだ。ここで、昨日のことも踏まえて、一度この事態をよく考えなおしてみようと思う。
2019年4月24日(水)に、地元警察署に「住民相談」に向かった。
まさか警察のお世話になるなんて、予想もつかないことだから、正直迷ったし、警察のどこに相談したらいいかもわからず、とりあえず110番して教えてもらい、「住民相談係り」に相談にいくことにした。
母は、自分一人で大丈夫だと言ったのだが、もっといえば23日の「消費者センター」でもちゃんと説明できたのだからという安心感があったのだろうが、わたくしは自分の文章がどのように警察にチェックされるのかを知りたかったのでついていった。
この文章は読まれないかもしれない。必要ないかもしれない。
しかし、今後のためにしっかり持って行った。
警察は、全てちゃんと見てくれた。そのうえで「危険なワードは見られない。業者は詐欺にあたらないし、そこは民事不介入なので、身の危険を感じたら連絡して」ということを言われた。
なるほど。わたくしのこのエッセイは「今は危険な状態ではない」という証拠になったということになる。
それでは本当に危険なのはどういうときか。
一番簡単なのはググることだったので「恫喝」「恐喝」を検索した。
「恫喝」は相手が不安になるようなことを言って脅すこと、とあり、「恐喝」とは相手の弱みをつかんでそれを利用して金品を奪ったりすること、とあった。
それでは「あのメール」は「恫喝」にはあたらないか、と考え、母とも話し合った。
事実、母もわたくしも「モンスターユーザー」「パワハラ認定」「慰謝料とれる」「名誉棄損」「裁判所から通達来ますよ」「教育委員会からも何か言われますよ」という言葉自体に不穏当なものを感じて、精一杯対応した結果、夜も眠れずわたくしなどはPTSDが悪化するほど憔悴した。
しかし、こうも考えた。なにか、施工屋は誤解をしているのではないか?
母は思い当たるトラブルの始まりは、施工屋のいい加減な仕事に「いいかげん」と電話で言ったことくらいだと言っている。
信用するなら、母がいかに辛抱強く「しっかりして」と言い続けたことかと思う。
「もしかしたら、私も少し感情的に言ったかも」
と悩んでさえいた母だ。悪気などあろうはずもない。
施工屋はそこを誤解しているのではあるまいか。
そして、今の現状を鑑みるに、施工屋が名誉棄損というのも意味不明だったし、理由も言われなかった。
ならば、理由もなしに「モンスターユーザー」とののしられた母は、そう言われるだけのことをしたのか、という問題である。
ことによれば、これが施工屋の母に対する、名誉棄損になるであろうことも予想される。
だから、わたくしは実名こそあげないが、この日記を書き続けることを決めた。
いつ、なにがどうなって、事件につながるか、わからないからだ。
実は24日の昼間に二回、25日の9:01AMに一回、無言電話が来ている。
家主不在のために留守番電話をセットしておいたのだが、呼び鈴のメロディーがイントロだけ流れてぶつっと切れた。するとそれを証明するのは、実際に電話を見ていた留守番役のわたくしの証言だけが証拠になる。相手が誰だかわからないし、留守録にメッセージを入れていかなかったのだから。祖母は耳が遠くて、電話のことなどいちいち記憶してはいない。
さては、留守番電話に証拠が残るのが嫌で、数コールだけ呼び出し音を鳴らして、電話を切っているのかもしれない。そこは想像だから、わからない。わざとかどうかもわからない。
実は、一回目の無言電話はわたくしが受話器をとった瞬間にブツッと切れた。感じが悪いので留守電に切り替えたのだった。自衛手段があってよかったと思う。何度も繰り返されたのではたまったものじゃない。ノイローゼになってしまう。一体だれが無言電話をしてくるのだろう。リア友は自宅に電話をかけてきたりはしないので、確実に違う。わたくしはリア友とは交友が切れている。かつて父が電話料金を払っていたこともあって、学生時代は用もないのに長電話など、許されなかったし、そんな習慣もわたくしにはついてなかった。元カレが夜中まで長電話をかけてきたことが、黒歴史なくらいだ。
今はインターネットの回線を使うことから、電話料金は母が払っている。が、やはりこちらから電話をかけることはめったにない。するのは親戚くらいなものだ。
25日の朝に見た、母のスマホに届いていた施工屋からのメールには、「アパートのある地区では雨がちょっとでも降ると、屋根に登ることができないため、作業を休止する旨」書かれていたのを、わたくしがチェックして母に伝えた。
母は商法にうといため、舌鋒鋭い言葉にショックをうけやすく、施工屋のメールも中傷だと驚いたくらいなので、わたくしが朝と夜に、危険なワードが含まれていないかチェックすることにしたのだ。
なにせ、懲りたのである。
母もメールをする気はないし、それで不都合はないと思われる。施工屋とはメル友でもないし、そうせねば成り立たない仕事ではないはずだ。施工屋には、母から「電話にして」と言ってあるから、メールを未だに送ってくる方がおかしい。理由など聞いてみたいが、恐ろしい気もする。母も不安がっていたし、勝手なうらみつらみなど、聞かされそうで嫌な気持ちがする。
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