中傷メールが40通以上届いていた!
2019年4月23日火曜日の午前中に、わたくしが気がついた。
母のスマホに変なメールが届いてる。確認したら、施工屋の中傷メールだった。
2月28日から4月15日まで、一日最高3通きていた。(4月24日水曜日の時点では最高5通)
母のアパートのことを「末期ガン」と評したり、「人間の末期ガンは救えませんが、建物の末期ガンは救えます」などと揶揄していた。
母はそれまでメールというものをしたことがなかったから、今の今まで気がつかなかったのだが、教えたはずもないメアド(実はショートメールだったので、スマホの番号さえ知っていれば送れるのだった)に何通も何通もそんな文言を受けていたのを知って、不愉快だし不気味がっていた。
消費者センターへ行ったら、「それは顧客に対する限度を超えているようです……」と首を傾げられ、弁護士に訴えるときに「こんな中傷メールを受けて、こちらが慰謝料を請求したい」と持ち出すのもアリだと言われたのでメールはとっておくことになった。
担当の方のアドバイスによると、慰謝料は請求されても払わないこと、紹介する弁護士に相談すること、次からは管理会社を通して仕事を頼むこと、などなど。
今の状況をどうにかすることはできないらしい。
昨夜、わたくしは思いあまってすぐ下の妹の家に電話をかけ、
「お母さんが大変だから、話を聞いてあげて!」と言った。
すぐに母に受話器をとりあげられ、「なんでもないの」と母が繰り返すのを聞いた。
耐えられない。心臓が爆発しそうだった。わたくしは、
「お母さん、*さんにおどされてる!」
と叫びをあげた。
翌日の今日、その妹から母のスマホに電話がかかり、
「旦那がそれは詐欺だ、警察に行けと言っている」
とアドバイスした。
つき合いがながい施工屋とはいえ、あまりの暴虐ぶりに困り果てていた母はその言葉にノーテンキに浮かれた声をあげたが、空元気であった。
警察は民事不介入だよと、わたくしが水をさしたら、とたんに静かになってしまった。
つづく
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