　花が咲いていたとします。

　あたくしが目聡く見つけて、ちょっとかわいいな、匂いをかいでみようかななんて、思ったとします。

　ほんのひとときの体験ですが、これはあたくし個人の独りだけの記憶としてしまいこまれます。

　ですが。

　そこに誰かいてくれたら。あたくしの体験を伝えられたなら、その体験は孤独なだけでなく、幸せな記憶にぬりかえられるんです。

　その幸福度は何十倍です。

　ね、幸せって目に見えないから、わかりにくいけれども。

　そうやって日々積み重ねていくのが、本当のしあわせなんじゃないかなあ。

　と思うわけです。

　ところが、『徹子の部屋』で出演していた夫婦が言うには、旦那さんが「二人でいるくらいなら、一人がいい」と言って物議をかもしたそうです。

　この方、独身時代が長かったの？　二人でいることを楽しめない方なんだ……結婚なんて苦痛なだけじゃないの、それって。

　あたくしの好きなだれかが、そういうこと言い始めたら、耐えられなくて縁を切っちゃうかもなー、と思いました。

　あたくしは孤独癖があります。というよりか、なにかに熱中してると独りになってます。

　それを周囲は「自分の世界を持っている」と言って多目に見てくれています。

　あ、ユーキャンの課題をやらなくては。終わったらまた来ます。ふふふ。戻ってきたら、あの方の短編を読み返そう。じーっくり味わうのだっ!!

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