令和の日々

 こちらは実はこのエッセイが終わった頃に始まるお話。

 2019年5月1日(水)からやね、実際。

 4月27日の土曜日から、十日間の大型連休だけど、あたくしは生来の出不精で、どっこにも行く予定がない。

 ヨムヨムしてます、ごめんなさい。


 新元号発表も、渋谷に出向いたりはせず、スマホをカシャカシャやったりもせず。淡々と家でTVを観て知りました。

 象が鼻で筆を操り、アシカも黒い墨をつけた筆をくわえて、カナクギ文字で「令和」とカスレ文字。各地で人々が拍手したり、人文字やったりしながら、「令和」をことほいでいる。

 占い師の新宿の母が出てきたときはこの世の終わりかと思ったし。日本文学の大学教授やニュースで騒がれていた女性アスリート(浅田真央さん)などがNHKに招かれてコメントをしていたのを見て、新元号、ただ事でないと思いました。

 みなさん盛り上げてらっしゃいますねー。オリンピックも近いし。パラリンピックもね。


 林真理子(作家)さんが「日本の誇り」を語っていた。この方、恋愛小説で一世を風靡したあと、ドラマの世界にやってきて、『西郷どん』発表されて、すごい勢いヨ。ちょっとブラウンがかったボブヘアが丸い頬っぺた隠してる。でもなんか、カンロクというか洗練されてるというか。「このひとが恋愛小説を~~?」みたいな疑問は浮かばない。大変立派。

 海外メディアでも英国のだれかさんが「文房具には大抵元号が印刷されるから、どんどんつくらなきゃ」みたいなことを言っていた。


 業界では元号が発表されるや、用意していたデザイン画をPCに映し出し、さっそく「令和」の文字を書き入れる。

 これがTシャツやネックレス、バッジやハンコ、まんじゅうやカップケーキになって売りに出される。

 すごいのは、発表から2分8秒でぐいのみに刻印して販売に出した(出す?)というもの。ぐい飲みなんてしないけれども、竹を斜めに切ったような錫色の容器が忘れられない。


 どこもかしこも「令和」れいわ、だったのよ。昨日。

 けど、今日はあんまりニュースを観てない。

 カクヨムで検索したら、早速の勢いで「令和」関係の小説が上がっていた。

 さあ! ヨムわよっ!!

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