作家なのだから!

 一晩寝て、読者さんのご意見を拝読し、ふと思ったのです。


 書いても書いても、PVは上がらず、評価ももらえない。家族にはしょせん遊んでいるだけとさげすまれ、罵られる日々。

 それでも書いてきた。同情するなら金をくれ! あたくしビンボーだ。


 というのを踏まえてお読みいただきたいのですが。

 あたくし、自分の文章に対価が支払われたら、それは励みにも自信にもつながるし、家族に白い目で見られずにカクヨムできる絶好のチャンスなのではないだろうか? と考えました。


 プロ志望から見れば、プロになりたくないから、お金いらないなんて、発表の場さえあれば楽しくやっていけるからいいなんて、それは人気者の特権ですよ!

 中身を充実させて、ピュアな気持ちで、さあどうぞとおもてなししようと、お客さんを待っている、そんなプロ志望さんに失礼なのではないか?

 そんな疑念が浮かび上がりました。

 欲しかろうと欲しくなかろうと、わずかでもいただけるものなら、ありがたくいただく。その代り、文章を磨き、克己して書き続ける。それがこれからのカクヨムに必要な姿勢なのではないかと。


 対価が支払われるなら、それを目当てにご新規さんが増えそうだし、以前からいるユーザーさんにはなんらかのアドバンテージがあれば、モチベーションが上がります。逆になにもないなら、やめていく方もアリ、実質カクヨムの中身は総入れ替えになるでしょう。


 こうなるとコンテストは人寄せの一環になってしまうのではないか。

 むずかしいですね。

 しかし変化を恐れてばかりではいられません。

 5年後も、10年後も活動することへの意味付けをしよう、というカクヨム運営さんの働きかけなのですから。


 あえてネガティブな側面をえぐりますが、料金制になると、不正が蔓延しそうです。

 喧嘩や中傷が起こるというご意見も無視できない。もっともです。で、スランプになる作家さんが出そう。

 三ツ星評価が今、作家さんの個性を寛容し、守ってきているのです。


 ポジティブに意見を出してみます。

 プレミアム会員制にして、話の序文、前半だけ無料公開して、後半は有料というようにしたらどうでしょうか?

 会員料は月々300円くらいなら、払ってもカクヨムしたい方はいらっしゃるのでは?

 そのようにすると、長編書きさんとシリーズもちの作家さんが優遇されそうです。

 自然と文章が研ぎ澄まされるでしょう。


 今まで切磋琢磨してきた方はしただけの、独自の方法を貫いてきた方はそれだけの人生が文章には表れます。

 だから、おじけていては始まりません。

 実際に料金制が導入されるのがいつかはわかりませんが、変化を受け入れるべきなのではないかと思い始めています。

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