　お金はだれだって欲しい。

　お金があれば、お金さえあればかなう幸せがあるのは事実です。

　お金で買える幸せならば買った方がいいし、それだけで満足しないからこその創作活動なのです。

　いつだって誰かに届けたい想いが、人を創作への道に駆り立て、突き動かします。

　たった一人にでも、それが届けば、かけがえのない幸せで、尊いんです。

　その瞬間は創作者にとって永遠になる。

　その前提の上で、わたくしは考えました。

　カクヨムで料金が発生するのならば。

　こちらが肝心だと思うので、先に述べますが、カクヨムはタダでカクヨムできる、これが売り文句の中にもあったと思います。

　ならば、料金システムを導入にあたって、工夫が必要不可欠です。

　今のカクヨムでお金を払っても活動と交流を持ちたいという人は、積極的な部類の人たちです。

　自信満々なのです。

　そうでない人はどう思うか。

　自分の作品がいくらになるかなど、値踏みをされるのは心外なのです。

　日々己を高め、もしくはカクヨムすることを糧に活動している人は、必ずしも対価を欲しいと思っているわけではありません。

　ユーザー同士の交流や友情をあたためること、それが活動の原動力になっているのではないでしょうか？

　わたくしは、ならばお金を払いたい人だけが払うシステムにすれば、誰からも文句は出ないと考えました。

　星一つに血道をあげる人が中には存在します。

　そのために他者への妨害行為や、過激な行動に出て、実際にアカウント停止に陥った例も見てきました。

　そのうえ金銭欲がからんだら、今まで持ちこたえてきた運営さんの努力と、個々人の良心が、瓦解するのではないか？　事実、今までも問題はあったのです。

　聡明な方であれば、価値観の転覆、格差の始まりは予想がつきます。

　ユーザー同士の交流がぎくしゃくする恐れもありますし、ビジネスライクに働きかけることが苦でない人と、そうでない人との間に対立、もしくは分化が始まるのではないでしょうか？

　これは見過ごすことのできない事態だと思います。

　事故回避、また他のユーザーさんに苦しめられる方への救済措置として、今は特定のユーザーさんへのブロック機能を希望する方々が一定数いらっしゃいます。

　決して他のサイトの真似をしろと申し上げるのではございません。

　困っている方が存在している、と言いたいのです。

　広告に関しましては、ユーザーさんが電子ポイントをカクヨムさんから購入し、そのポイントで広告枠を購入、その代わりに自作品を宣伝する権利を得る、というシステムにすれば、運営さんに貢献できるのではないかと考えます。

　もちろん、自分の文章にいくらいくらの金銭価値があるか、ちらっとでも興味をもたない人は……実は稀なのではないかとも思います。

　料金発生に積極的な意見もお聞きしたいものです……。

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。（ログインが必要です）

新規登録で充実の読書を

マイページ: 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる; 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める; フォローしたユーザーの活動を追える
通知: 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴: 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい