雪待ちの人――Dec.



同題異話SR -Dec.- 『雪待ちの人』

https://kakuyomu.jp/user_events/1177354055082536799



 本当にありがとうございます。先月、ハードモードだったのにもかかわらずきちんと作品が集まってくれて、もう感謝に尽きません。作品で参加してくださるみなさん、読んで企画を成り立たせてくださるみなさん、改めて感謝申し上げます。

 最終日近くの滑り込みが多かったので、よかったら先月の企画ページにも目を向けてやってください。

 先月は『愛と呼べない夜を壊して(より難しい)』と『愛と呼べない夜を越えたい(比較的書きやすい)』のどちらでいくか迷っているという話をしましたが、参加作品数が前半に伸びず後半に伸びたあたり、十分に難しかったのだろうと思います。「あ、『越えたい』にしといて助かった」と、素直に思いました。見失いがちですが、難題に挑む企画じゃないですからねこれ。


 今回のタイトルは『雪待ちの人』です。

 雪待ち月という語があって、それは陰暦11月の異称なのですが、今回はそれを少しいじくる形で決めました。

 日本という国は縦に長いですから、各地でそれぞれの雪の待ち方が違うだろうと思ったのも、採用を決めた理由です。

 いつ、どこで、なぜ雪を待っているのか、書きようはいろいろとあると思うのです。

 様々な個性が光るタイトルになってくれればいいと思っています。


 さて、ここからは私事なんですが、わたくし、香鳴裕人は去る11月19日に結婚いたしました。

 結婚祝いください(笑)。嘘です。みなさんがこの企画を通して楽しんでくださることが何よりの祝いです。

 ご祝儀代わりに参加してやるか、みたいに思っていただけたら嬉しいです。


 私事その2なんですが、わたくし、香鳴裕人は禁煙に挑戦しようと悪戦苦闘中です(失敗続きで成功してません)。

 禁断症状と戦うのに必死で、先月のみなさんの作品、まだ満足に目を通せてません。ごめんなさい! これから読みます!

 さすがに全部というわけにはいかないのですが、余裕の許す限り読みたいと思ってはいるんですよね。


 さてさて、みなさんは雪を待っていますか?

 これは地域差が大きかろうと察します。雪なんてただ迷惑なだけという人もいるでしょうし、雪が降るのをぜひとも見てみたいという人もいるでしょう。

 香鳴は関東に住んでいるので、雪はちょっとレアな天気というふうな感じでしょうか。降るとちょっとテンションが上がります。稀に大雪になると慣れていないので苦労します。どんな雪を待っているか、それも選択肢のひとつですね。


 今回のタイトルのもとになったのは「雪待ち月(雪待月)」ですが、陰暦における月の異称というのは、実に様々なものがあります。

 例えば陰暦11月は一般的に霜月ですが、「雪待ち月」の他にも「雪見月」、12月は師走の他に「春待月はるまちづき」、1月は睦月の他に「初春月はつはるづき」と、それぞれ一例だけ挙げましたが、魅力的な言葉がたくさんあります。何だかワクワクしてきませんか。


 私事をネタにしてから書くのもどうかと思うんですが、恒例の余談タイムに入りますと、香鳴はカラオケが好きです(今は時節柄、行くのが難しいところがありますけど)。雪をモチーフにした楽曲は本当に多いですね。ふわっと考えるだけでも何曲か浮かびます。

 アーティストにとって雪がどれだけ魅力的か、味わい深いものにできるものなのか、それを表すものではないでしょうか。

 カラオケに行きたくなってきました。もう12月ですし『雪』に関する歌縛りでどうでしょう。


 (今回含め)同題異話SRは残り4回となりました。“もう”4回とも感じますし、“まだ”4回とも感じます。胸中は複雑ですね。SRが終わることに一番戸惑っているのは実は僕なのかもしれません。

 結局いつも通りなのがSRらしい気もしますが、エンディングに向けて大いに盛り上がってくれると大変嬉しいです。いつもクセのあるタイトルばかりで恐縮ですが、ぜひぜひ参加していってください。どうぞ楽しんで読んでください。

 今回は僕の結婚のご祝儀参加があるので、1000作品くらい集まりますよね?




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