願いをさえずる鳥のうた――Aug.



同題異話SR -Aug.- 『願いをさえずる鳥のうた』

https://kakuyomu.jp/user_events/1177354054917933842



 同題異話SR -July- 『サンダルでダッシュ!』に参加してくださったみなさん、読んで企画を成り立たせてくださったみなさんに感謝申し上げます。

 カクのもヨムのもみなさん頼りの同題異話SRですから、本当にありがとうございます。

 良いダッシュはできましたでしょうか。


 今月のタイトルは、『願いをさえずる鳥のうた』です。

 第1期のタイトルに、『愁いを知らぬ鳥のうた』というのがあるんですよ。ですから今回は、“鳥のうた”シリーズ第2弾ということになります。

 第1期で一番参加作品数が多かったのが、『愁いを知らぬ鳥のうた』だったんですね。なので“鳥のうた”については第2弾をやろうともくろんでいました。ハードなタイトルかもしれませんが、そこはもう、今まで散々僕の無茶振りで鍛えられてきたSR参加者のみなさんの力を信じます。初めて参加の方、同題異話SRは僕の無茶振りにみなさんが応えてくださるというスタイルでやってきた企画ですので、そういうものだと思ってぜひ頭をひねってみてください。


 去年の10月の話になってしまいますが、『愁いを知らぬ鳥のうた』には、奇妙なパワーがありました。いつも同題異話SRは30作ほどの作品が集まるのですが、『愁いを知らぬ鳥のうた』の参加作品数は50作(企画終了時点)という大台だったのです。それだけいいタイトルだったのでしょう(自賛)。「ついにSRの時代が来たか!?」と密かに思いましたが、その後の参加作品数は30作程度と、平常運行に戻りました。

 『願いをさえずる鳥のうた』の参加作品数がどうなるかはわかりませんが、それだけ人気があったタイトルなら、第2弾があってもいいだろうと思ったのです。


 ずいぶん気の早い話ですが、同題異話SRの第3期をやるかどうか悩んでいるんです。本当は第2期で綺麗に終わろうと思っていました。そのつもりで月ごとのタイトルを考え、並べていました。終わる予定だったんです。

 もともと同題異話SRはカクヨムのいち自主企画に過ぎませんでした。ところがどうでしょう、今はでは、ささやかながら、“安全なネットのイベント”という役割を帯びているように思っています。イベントに乏しい世情が続きます。ほんのわずかでもいい、不安な世の中での気休めになれたなら、そんな願いのさえずりが僕の中で生まれてきています。

 先のことはわかりません。今はまだ何も約束する段階にないのですが、世の中が落ち着きを見せるまで続けたい、そんな気持ちが湧いてきたのも本当です。

 “さえずる”という語は、特に小鳥の鳴くことを指すものです。小鳥に過ぎない僕が何をできるのか、そんなことを考えます。

 繰り返しますが、先のことはわかりません。今はただ、僕の心情を報告するのみです。


 さて、今さらなんですが、“さえずり”って春の季語なんですね。ちょっと失敗しました(苦笑)。

 声高らかに叫ぶ願いではなく、あえてさえずる願いとは何でしょう。

 ここから余談タイムなのですが、CDプレイヤーが欲しいことが僕の最近の願いです。地味に安くはないんですよね。スマホの音楽プレイヤーでいいじゃないかということでもあるのですが、ちょっとしたこだわりで、あえてCDプレイヤーが欲しいんです。

 最近ちょっと、眠るのに難儀しているんです。寝る前に落ち着く曲でも聞いていたら入眠しやすくなるかなあと思って。


 同題異話SRは17回目の開催、第2期の終わりまで残すところ(今月含め)8回です。SRの願いのさえずりはどこまで届くでしょうか。

 SRの時代が来て欲しいなんて思っていません(参加作品数が激減したら凹みますが)。

 何も約束はできません、無事に24回を完走できるかもわかりません、ただただ、どうぞ、目の前の1回を楽しんでください。SRとみなさんに願うことはそれだけです。

 生真面目な話ばかりしてしまった気がします。話しかけにくいとか思わないでくださいね?(笑)




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