一夜のキリトリセン――Aug.
同題異話SR -Aug.- 『一夜のキリトリセン』
https://kakuyomu.jp/user_events/1177354054890610247
感謝を申し上げたいと思います。-July-『夏思いが咲く』に参加して盛り上げてくださった皆さん、読んで企画を支えてくださった皆さん、ありがとうございました。もともとは何の意味もなかった“夏思い”という造語に、艶のある意味を与えてくださいました。
どうぞ今月も、よろしくお付き合いください。
ところで、実は『同題異話SR』の『SR』の部分、まだ正式に読みが決まってないんですがどうしましょうか。「エスアール」とか「スーパーレア」だとか「エスレア」なんてことはちらちら言ってきましたけど。※もともと、『R』はリスペクトのRからきています。
慌てて決めるよりもむしろ、1年間通してやったけどいまだに正式な読みが不明、くらいのがいいのかもしれません。
8月のタイトルは『一夜のキリトリセン』としました。
今まで4つのタイトルを出しましたが、そのうち3つ、『桜花一片に願いを』『きみに会うための440円』『夏思いが咲く』は、ポジティブなイメージの強いものでした。ですので今回は、そればっかりにならないように、切なさを帯びたものを選びました。もちろん、どう解釈していただくかは自由ですが、ちょっと向きを変えてみようと、そのように考えました。
今回も例によって7月中にタイトルを差し替えました。というのは、先月が差し替えだったので、前後のバランスを取る形で再考しました。
なんですが、さほど悩むことはなくって。もともと、“キリトリセン”という表記には惹きつけるものがあると感じていました。ただ、それだけだと芸がないですし、すでに世に出ているものと被ってしまうので、どのように工夫するかを考え、“一夜の”を加えました。悪くない感じで切なさが増したと思います。
“一夜”という部分は制限になってしまいましたが、今回はそれも良いほうに働くかと思いました。
文字数が足りないのでここから雑談タイムですけど、昨日と今日の境目、今日と明日の境目はどこにあるんでしょう。やっぱり夜にあるんでしょうか。
でも原稿の〆切はまちまちですね。当日消印有効だったら郵便局が閉まるまでが今日。あるいは先方の始業時間までが今日。オールナイトで遊んだら、カラオケボックスから出て電車に乗っても、今日が続いている気がします。疲れているからと早めに寝たら、その時にもう今日は終わってしまうようにも思います。
字数稼ぎのための話題なので、特にオチはないです(笑)。ただ、人間の主観や生活というものは、日付の変わる時刻、0時をいくらでも変えてしまうのかなあ、と。でも、大晦日と元日の境目は、間違いなく0時ですね。なかなかに面白いです。
さて、数が問題なんじゃないと承知ではいるのですが、やっぱり参加作品数は主催していくうえでひとつの指標になっています。ハードモードだったはずの『字句の海に沈む』と、柔らかい表現だったはずの『夏思いが咲く』の参加作品数が変わらなかったので、また懲りずに来月あたり、ハードモードがくるかもしれません。
恒例となるのか、はたまた阻止されるのか、みなさんのご意見や反応によって変わってきますので、何かありましたら遠慮なくどうぞ。
(夜という概念を超えた発想もあるかと思いますが)毎日毎日、夜の来ない日はありません。日数と同じだけの夜があります。その中から選び取られた“一夜”に、どんなキリトリセンがあるのか、とても興味深いです。
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