Lessson 19 ソシャゲと仮定

《181》

◇ would that ~ : ~だったら良かったのに


~例文~

Would that I had started this game long before.

(もっと早くからそのゲームを始めていれば良かったのになぁ)


☆ワンポイント

 新規プレイヤーがよく思うこと。彼が始めたのは、そのゲームが面白いと話題になってからである。それよりも前に、ゲームのリリース当初から始めていたのならば……今では課金しても絶対に入手不可能なキャラ、武器、アイテム、もしくは兵装をゲットできていたのだ。その影響力は、ぽっと出の新規プレイヤーとは一線を画すほど。今日も何処かで、プレイヤーはそのゲームの歴史に触れ、もっと早くから始めるべきだったと嘆いている。



《182》

◇ as it were : 言わば


~例文~

He is the top of whale, as it were.

(彼は言わば、トップクラスの廃課金者だ)


※ whale : 廃課金者 (ホエール=クジラの意)


☆ワンポイント

 廃課金者とは、褒め言葉なのだろうか。少なくとも、一般の人々にとってはそう思われないようだ。ゲーム内では神でも、現実世界では廃人というのは、良くあること。注意しよう。クジラのように巨大なスケールで課金など、一線を越えているぞ!



《183》

◇ were I you : 私があなたなら


~例文~

Were I you, I wouldn't be reluctant to be charged for the game.

(私があなたなら、課金を渋ることはないだろう)


☆ワンポイント

 ちょっとは渋れ! うちはうち、よそはよそ。友達が課金しているからって、自分も課金せねばならぬ道理などない。要は、無課金でも強ければいい。トレンドの強キャラは持っていなくとも、かつて強力と言われたキャラを携え、一昔前の編成で最難関のクエストをクリアしてみせればいいのだ! だが、絶対に越えられぬ壁もある。



《184》

◇ if it had not been for ~: もし~がなかったならば


~例文~

If it had not been for his blow, our guild would have lost the raid boss.

(もし彼の一撃がなかったならば、私たちのギルドはレイドボスに勝てなかっただろう)


※ blow : 一撃


☆ワンポイント

 それは例え小さな一撃でも、確かにレイドボスの体力をギリギリで削り切ったのだ。彼の一撃が無ければ、ボスは討伐できなかった。故に、ギルドのメンバーは彼を称賛するだろう。良い話だなぁ。ところが、彼の攻撃が最初の一撃だった場合。何やってんだよー! ふざけてんじゃねぇぞ! とも言われかねない。恐ろしいものだ。戦力に自信が無ければ、攻撃のタイミングは良く考えよう。



《185》

◇ born in better times : もっと良い時代に生まれていたら


~例文~

Born in better times, you wouldn't have known social network games.

(もっとよい時代に生まれていたら、あなたはソシャゲなど知ることはなかっただろう)


☆ワンポイント

 ソシャゲを知らないことが幸せか。人によってはそうかもしれないし、そうでないかもしれない。難しいものだなぁ。今の子供たちは据え置き型のゲームなど余りやらず、ソシャゲしかやっていないのだろうか。だとしたら、ちょっと悲しい。



《186》

◇ it is about time ~ : もう~していい頃だろう


~例文~

I think it is about time you stop being charged for the game.

(もう課金を止めてもいい頃合いだろうと私は思います)


☆ワンポイント

 ある程度の課金を経て、十分な戦力が整った。ここから先は、どれだけガチャを回しても戦力増強は頭打ちである。ならば、課金を止めるべきなのでは。そう思うかもしれない。しかし、ここまで来た以上、そういう理由でガチャを回していないのだ。彼らをガチャへと突き動かす欲望。その正体とは――新キャラが欲しい!!



《187》

◇ if I were to ~ : もし仮に~だとしたら


~例文~

If I were to live again, I would like to roll the gacha which I missed that day.

(もし仮に人生をやり直せるとしたら、あの日やり損ねたガチャを回したい)


☆ワンポイント

 それでいいのだろうか。まぁ、本人が満足ならそれでいいのかもしれない。だが、あの日のガチャを回したからと言って、お目当てのキャラが出る保証はないんだぞ?



《188》

◇ if only ~ : ~でさえあれば良い


~例文~

If only there were that character in my organization.

(そのキャラさえいれば良い)


☆ワンポイント

 たった一人。そのキャラさえいれば、大抵のクエストがクリアできてしまう。これも実際にあるから恐ろしい。新キャラは旧キャラよりも強くなければならないという前提条件の下、どんどん新キャラを実装していった結果がこの惨状。ゲームバランス完全崩壊の一歩手前。漫画のパワーインフレなど目じゃない。



《189》

◇ as though ~ : まるで~のように


~例文~

The new character looks as shining as though she were like jewel.

(新キャラはまるで宝石のように輝いて見える)


☆ワンポイント

 もっとよく見て欲しい。それは宝石ではない。一枚絵だ。もしくは、ぬるぬる動くアニメーションかもしれない。とにかく、宝石ではないんだ! えっ、宝石の割には安い……? 良心的な価格……? いや、そういう問題ではない。ただ、他者に自慢するための飾りという意味合いでは、宝石と似たようなものかもしれない。何だって? キャラの方がゲーム内で使えるから実用的だって? まぁ……確かに。



《190》

◇ would sooner ~ than … : …するくらいなら~した方がよい


~例文~

I would sooner die than finish rolling a gacha!

(ガチャを終わりにするくらいなら死んだ方がましだ!)


☆ワンポイント

 それ本気で言ってます? ガチャとは人生を懸けるに値するものなのでしょうか。今の僕には分かりません。明日までに考えといて下さい。ところで、その人生哲学を綴った著書が、「これから課金の話をしよう」という本になります。嘘です。



※※このページの英語表現には全て仮定法を用いる必要があります※※

※※例文のように、紹介された表現+仮定法という形でお使い下さい※※

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