Lessson 10 ソシャゲと命令
《091》
◇ [動詞] ~, so that … : ~しなさい。そうすれば…
~例文~
Calculate the rate of getting the character, so that you will stop rolling a gacha.
(そのキャラの排出率を計算しなさい。そうすればガチャを止めれるはずです)
※ a rate of getting the character : 排出率
☆ワンポイント
それはどうかな? さて、ガチャにおけるキャラごとの排出率の記載が推奨されてから久しい。最後の砦として君臨していたあの人気ゲームでさえ、泣く泣く排出率を記載する羽目になった。逆に言えば、それまで排出率が不明瞭なガチャに課金していたと言っても過言ではないのだ。ゲームにもよるが。全く、恐ろしい……。という訳で、確率1%の最高レアのキャラが総勢100人を超える場合、お目当てのキャラをゲットできるのは0.01%以下なんてこともざらにある。いや、無理でしょ……。
《092》
◇ never [動詞] ~ ! : 二度と~するな!
~例文~
Never write a lie in the walk-through Wiki!
(二度と攻略Wikiに嘘を書くな!)
☆ワンポイント
よくあるよくある。問題なのは、それを書いた本人が誰かを騙そうとしていたのか、不確定情報を書いた結果何人ものプレイヤーを騙すことになってしまったのか。前者は悪質なのでアク禁にするしかない。ところが、後者は良かれと思って書いたのだ。だが、それは間違いだった。その誤情報を信じたプレイヤーはクリア不可能な編成で延々とクエストに挑んだり、ボスに到達不可能な組み合わせで延々と周回を続けたり。間違いに気付いた時には大惨事である。故に、Wikiに書かれる情報は万全と慎重を期した、幾百と試行回数を重ねた結果でなければならないのだ。いや、マジで。あの情報を書いた奴は許さん! っていう思い出だけは、筆者は今でも忘れていない。
《093》
◇ allow ~ to … ! : ~が…することを許可してよ!
~例文~
Allow him to go that quest with us.
(彼を私たちと一緒にクエストへ連れて行くことを許可してよ!)
☆ワンポイント
単独でクエストをクリアするソシャゲが大半を占める中で、仲間を引き連れてクエストをクリアするものも存在する。リアルの友達、もしくは同じ時間にログインしているフレンドを連れて、クエストを踏破するのだ。むしろ、そうでもしないとやっていられらないクエストが多数ある。慣れていないプレイヤーにとっては、自分が足を引っ張ることだけがただただ恐ろしい。大体のソシャゲにおいて、連れて行ける人数の上限は三人。本人含めて合計四人。そんな気がする。それ以上の人数が集まったら、据置型のゲーム機で遊ぼう。
《094》
◇ somebody [動詞] ~ ! : 誰か~して!
~例文~
Somebody beat the raid boss made appear!
(誰か私が出現させてしまったレイドボスを倒して!)
☆ワンポイント
悲痛な叫び声が聞こえる。出現させるつもりじゃなかった。うっかり出現させてしまった。しかし、平日の日中や、真夜中から朝方にかけてなど、フレンドやギルメンが応戦できない時間帯である場合、とても残念な結果に終わるだろう。ギルドの掲示板やSNSに悲痛な書き込みが残されていたら、察してあげよう。
《095》
◇ say what you like : 君が何と言おうと
~例文~
Say what you like, I will keep rolling the gacha until getting her!
(君が何と言おうと、僕は彼女をゲットするまでガチャを回し続ける!)
☆ワンポイント
何という覚悟。我々には、もはや彼を止める術など無い。爆死せぬことを祈るばかりである。こういう場合は、すぐにポンッと出るか、死ぬほど回さなければ出ないかの2パターンに分類される傾向にある。
《096》
◇ [動詞] ~, or … : ~しなさい。さもないと…
~例文~
See the tutorial at first, or you'll be sorry.
(チュートリアルを見なさい。さもないと後悔しますよ)
※ you'll be sorry : 後悔するぞ
☆ワンポイント
チュートリアルは大事。そのゲームの基礎が詰まっているのだ。しかし、説明書を読むのが面倒なタイプの人間は、それらをすっ飛ばすだろう。強制的にチュートリアルを終わらせなければゲームを始められない、もしくはガチャを回せないというものもあるが、やはり多くの人は内容を読まずにすっ飛ばしてしまう。そして、キャラの育成に関する内容がチュートリアルに含まれていた場合、読まないと後悔することもあるぞ!
《097》
◇ away with you! : 立ち去れ!
~例文~
Away with you from our guild at once!
(即刻このギルドから立ち去れ!)
☆ワンポイント
やらかしたな。薄々思ってはいたが、遂にやらかしたな。それ以上は取り返しが付かない。弁明の余地もない。大人しくギルマスの命令に従おう。
《098》
◇ [動詞] ~, will you? : ~してくれないか?
~例文~
Exchange the items, will you?
(アイテムを交換してくれないか?)
☆ワンポイント
いつか前述した通り、大半のソシャゲにおいてキャラの交換は不可能である。それでも、アイテムの交換が可能なソシャゲは、少なからず存在する。ただし、ゲームに交換機能が実装されている訳ではない。アイテムのプレゼント機能の応用である。事前に交渉して、お互いがお互いにアイテムをプレゼントする。結果、アイテムの交換が成立するのだ。ところで、当たり前のことだが、中には悪い輩も存在する。アイテム詐欺である。こちらから送ったはいいが、相手からは一向に送られて来ない。しかし、飽くまでプレゼント機能であるため、運営に泣き付いても対応はしてもらえない。十分に注意しよう。
《099》
◇ believe me : 本当だよ(私を信じて)
~例文~
Believe me, I'm terribly sorry for attacking you by mistake.
(本当だよ。間違えて君に攻撃して、とても申し訳ないと思っている)
☆ワンポイント
たまにある。プレイヤー個人間のバトルが存在するゲームにおいて、何となく攻撃した相手がいつもお世話になっているフレンドだったり、ギルメンだったり、ギルマスだったりすることがある。返り討ちに遭ったのならばまだいいが、順調に撃破してしまった場合はちゃんと謝っておこう。間違えました、ごめんなさいと。つまり、そういうことを起こさないためにも、対戦相手はよくよく確認することだ。
《100》
◇ come what may : どんなことがあろうと
~例文~
Come what may, I will not be charged for the social game!
(どんなことがあろうと私はソシャゲに課金しない!)
☆ワンポイント
そう言っていた君はどこへ。もはや見る影もなく廃課金者の仲間入りである。Welcome to ようこそガチャリパーク。
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