Lessson 02 ソシャゲと過去

《011》

◇ go back in time : 過去に戻る


~例文~

Even though I went back in time to warn just before myself killed in explosion, nothing changed.

(過去に戻って爆死する直前の自分に警告してきたというのに、何も変わらなかった)


※ be killed in explosion : 爆死する


☆ワンポイント

 一度ガチャを回すと決めた人間を止めることは、限りなく困難である。その時の自分は、今このガチャを絶対に回すと決意しているのだ。とても出せそうな気がしているのだ。いや、結果など関係ない。ガチャを回すことが目的になっているである! 例え未来の自分が警告しに来ようとも、恐らく回すことになるだろう。あと、そんなことのために過去を変えてはいけない。



《012》

◇ look back on the year : 一年を振り返る


~例文~

When I look back on the year, I was always playing games.

(一年を振り返ってみるとゲームばかりしていた)


☆ワンポイント

 ここ数ヶ月の自分に起きた出来事を振り返って、ゲームのことしか思い出せなかったとしたら。ちょっとだけ悲しい。確かに、毎日辛い仕事ばかりで、楽しい思い出がゲームしかないという状況も理解できる。ただ、いつまでもそれではいけない。来年こそ、こんな一年だったと皆に話せるよう、今年はゲーム以外のことにもチャレンジてみてはいかがだろうか。



《013》

◇ have ~ for a year : 一年前から~している


~例文~

Guild master is the oldest player who has played this game for five years.

(ギルマスは五年前からこのゲームをしている最古参プレイヤーです)


※ guild master : ギルマス (ギルドマスターの略)

※ the oldest player : 最古参プレイヤー (最も古くから遊んでいるプレイヤー)


☆ワンポイント

 ソシャゲの歴史は古い。そして、新規プレイヤーは昔からゲームを支えてきたプレイヤー達に敬意を表さねばならない。彼らの課金が、このゲームを今日まで繁栄させてきたのだ。そうでなければ、貴方はこのゲームに出会うことなどできなかった。ゲームを支え続けてくれてありがとうと、感謝しても良いだろう。ただし、俺は最古参プレイヤーだぞ、と新人に対して偉そうにしている一部については、その限りではない。



《014》

◇ talk about old times : 昔話をする


~例文~

Now, I begin to talk about old times when that function wasn't implemented.

(さて、その機能が実装されていなかった頃の昔話でも始めようか)


※ be implemented : 実装される


☆ワンポイント

 最近そのゲームを始めたユーザーは知らないかもしれないが、君達が当たり前のように使っている便利な機能は、かつて存在しなかったのだ。アップデートにアップデートを重ね、今現在の使いやすいユーザビリティを実現したのである。つまり、何事も昔からそうだったと決め付ける前に、ゲームの歴史の勉強をしてみると良いことがあるかもしれない。



《015》

◇ long-standing friend : 昔馴染みの友人、積年の友


~例文~

I found the name of the long-standing friend in game, so I turned off power quietly.

(ゲームの中で昔馴染みの友人の名前を見付けたため、僕はそっと電源を落とした)


※ turn off power : 電源を落とす


☆ワンポイント

 ゲームの中でもリアルの友人と繋がりを持ちたいか。それは人それぞれである。ただ、個人プレイが主体のゲームならば、余り持ちたくない人が多いのではないかと思う。フレンドになって協力しなければならないし、ゲームによっては現在ログイン中か否かまでバレてしまう。ましてや、旧友とゲームの中で再会したとなれば、思うところは色々あるだろう。だが、逆にゲーム内の友人とリアルで会うのは……意外と盛り上がって楽しい。



《016》

◇ turn back the hands of time : 時間を戻す


~例文~

If I turn back the hands of time, I'd like to get back the unit made material for synthesis by mistake.

(もしも時間を戻せるならば、間違って合成素材にしたユニットを取り返したい)


※ material for synthesis : 合成素材


☆ワンポイント

 今やロック機能が存在しないソシャゲなど皆無だろう。そして、それは何のためにあるのか。誤って他のユニットに合成する、もしくは売却することを防ぐためである。Sレアを入手した直後にわざわざロックしに行くのは、ちょっと面倒かもしれない。しかし、ロックしておかないときっと後悔する羽目になる。新しいものをゲットしたら、最初はロック。お兄さんとの約束だ。ちなみに、ゲームによっては初めてゲットしたキャラを自動でロックしてくれるものもある。親切だなぁ。



《017》

◇ an old hand at it : 昔取った杵柄


~例文~

He is an old hand at it, and has the game event at his fingers' ends.

(彼にとっては昔取った杵柄だから、そのイベントもお手の物だ)


☆ワンポイント

 例えゲームでも、長く続ければ熟達してくる。知らず知らずのうちに、いつの間にか一流のプレイヤーの仲間入りを果たしていることだってある。もはや、その手のイベントなど幾百クリアしたかも分からない。もし、そんな人と交流できる機会に恵まれたならば、右も左も分からぬ新人プレイヤーは積極的に質問をしてみよう。きっと優しく教えれくれるはずだ。ただし、急に質問をぶつけるのは良くない。まず最初に挨拶をしてから、「○○に関して質問があるのですが、よろしいですか?」とコメント。社会人としても常識。ただし、相手によっては「Wikiを見ろ」と言われるかもしれない。



《018》

◇ long‐ago days : 過ぎ去りし日々


~例文~

That is a long‐ago days when I repeated the same quest with difficulty because skip function was implemented in the game.

(辛かった周回も、スキップ機能が実装された今となっては過ぎ去りし日々なのだ)


☆ワンポイント

 最近のソシャゲのトレンドの一つに、スキップ機能がある。もしくは、その機能をアイテム化したスキップチケット。全てのクエストに対して使えるとは限らないが、大抵の場合は一度でもクリアしたクエストを一瞬で終わらせることができるのだ。とりわけ、特定のアイテムを収集する時に大活躍してくれる。溢れたスタミナも効率的に消化できる。面倒な作業が無いということは素晴らしい。という訳で、お願いだから早くスキップ機能を実装して下さい!



《019》

◇ memories last forever : 思い出は色褪せない


~例文~

When I forget to get the top grade rare in the gacha, memories that I was killed in explosion last forever.

(ガチャで最高レアを獲得したことは忘れ去られても、爆死の思い出は色褪せない)


☆ワンポイント

 最高レアを入手した瞬間は嬉しい。しかし、一週間、一ヶ月、一年と経過すると、その時の感動は薄れてしまう。故に、人は何度もガチャをするのだ。しかし、死ぬほど課金したのにお目当てのものが出せなかった悲しい思い出は、いつまでも鮮明に覚えている。それでも人はガチャを回す手を止めることはない。



《020》

◇ over the years : 長い年月を掛けて


~例文~

Even if the usability evolves over the years, there is something unchanged.

(長い年月を掛けてユーザビリティが進化しても、変わらないものがそこにはある)


☆ワンポイント

 今や、世界には様々なソシャゲが存在する。ソシャゲの戦国時代である。そして、彼らは生き残るためにこれまで進化してきた。それでも、変わらないものがそこにある。全てのソシャゲをソシャゲたらしめるものが、確かに存在する。何故ならば、彼らがソシャゲであるからだ。決してガチャのことを言っているのではない。

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