ソシャゲに学ぶ英会話
A級コネクタ
Lessson 01 ソシャゲと時間
《001》
◇ for the first time : 初めて
~例文~
He was charged for something to say so social game for the first time.
(彼は初めてソーシャルゲームというものに課金した)
※ social game : ソシャゲ (social-network game, Soshageとも)
※ be charged for : ~に課金する
☆ワンポイント
課金とは覚悟である。一の課金は百の課金を生む。一度課金をしたが故に、これまでの投資を無駄にしたくないという心理から、惰性でゲームを続けているプレイヤーも少なからず存在するのだ。課金をする前に、今一度自分の胸に問い掛けて欲しい。今後サービス終了まで、そのソシャゲと付き合っていけるのかどうかを。
《002》
◇ until a while ago : さっきまで
~例文~
There should have been some gems until a while ago, but they disappeared somewhere.
(さっきまで石が残っていたはずなのに、どこかへ消えてしまった)
※ gem : 石
☆ワンポイント
石とは、課金アイテムのことであり、ゲーム内の通貨の一種である。大体のソシャゲがそう。実に多種多様な石が存在している。これを購入することが、課金への第一歩。そして、石が勝手に消える訳がないのだ。無意識のガチャほど恐ろしいものはない。この時点で沼に片足を突っ込んでいることを自覚しよう。
《003》
◇ as soon as ~ : ~するや否や
~例文~
As soon as the salary was transferred, Takeshi rolled 10 shot gacha.
(タケシは給料が振り込まれるや否や、10連ガチャを回し始めた)
※ 10 shot gacha : 10連ガチャ
☆ワンポイント
給料日というのは、人々の財布が緩みがちである。だからと言って、好きなだけガチャをしていい理由にはならない。お金が沢山あるように見えるのは単なる錯覚。給料日より二十日を過ぎた頃から、目に見えて生活が苦しくなるぞ。一ヶ月の課金が給料の何割を占めているか。試しに計算すると、その額に自分で驚愕するかもしれない。お金がないと言う前に、止められる課金がある。
《004》
◇ once in a blue moon : ごく稀に
~例文~
You can get the Super rare material once in a blue moon by a mission of that level.
(そのレベルのミッションでは、ごく稀にSレア素材を入手できる)
※ Super rare material : Sレア素材
☆ワンポイント
ごく稀に、とはどれくらいの確率だろうか。果たして5%か、3%か、1%以下か。その正確な数値は運営のみぞ知る。そして、確率とは偏るものだ。筆者はドロップ率5%のアイテムを取るために、ボスを200体ほど撃破したことがある。どう考えても十倍ほど計算が合わないな。ちなみに、ドロップ率0.2%のアイテムに挑戦したこともあるが、決してオススメはできないぞ!
《005》
◇ kill time : 時間を潰す
~例文~
My life revolved around the game begun to kill time.
(時間を潰すために始めたゲームが、生活の中心になっていた)
☆ワンポイント
夢中になれる趣味を見付けることは、悪いことではない。しかし、のめり込み過ぎてしまうのは良くない。趣味は生活の中心ではなく、飽くまで生活の一環であるべきだ。ソシャゲもまた、同様である。ゲームのために生活習慣を変更し始めたら、いよいよ危ないぞ。規則正しいソシャゲ生活を心懸けよう。
《006》
◇ at the same time : 同時に
~例文~
Let's attack at the same time by all the guild members!
(ギルメン全員で同時に攻撃するぞ!)
※ guild members : ギルメン (ギルドメンバーの略)
☆ワンポイント
約束を破るのは非常識である。それはリアルでもゲームでも同じこと。ギルドの皆で、何時何分に集合して行動を開始するか決定したのならば、出来る限りそれを厳守しなければならない。どんな事情があっても、メンバーから非難される可能性は拭えない。楽しくプレイしたければ、ルールと約束は守る。もし、どうしても守ることが出来ないとしたら……自分はそのギルドには向いていないと割り切って、別のギルドへ移ろう。
《007》
◇ put off ~ : ~を延期する
~例文~
The scheduled event was put off, so players became free.
(予定していたイベントが延期され、プレイヤー達は暇になった)
☆ワンポイント
イベントを見据えて入念に調整していたことは分かる。しかし、運営にも事情があるのだ。それに、あとでお詫びだってくれる。運営に文句を言うくらいならば、頑張って下さいと声を掛けてあげよう。お互いが気持ちよくゲームを続けられるように。溢れるスタミナは黙って曜日クエスト。
《008》
◇ for a rainy day : もしもの時に備えて
~例文~
You should win the unit being chosen by operating company for a rainy day.
(もしもの時に備えてピックアップ中のユニットを引いておくべきだ)
☆ワンポイント
ガチャのピックアップは、断じて適当ではない。何らかの意味がある。その時ピックアップされるユニットか、モンスターか、武器か、カードには、決定者の意図が内在されているのだ。つまり、運営の意図である。性能が壊れていなくても、もしかしたら明日、来週、来月には刺さるイベントが開催されるかもしれない。まぁ、ガチャを回して当てられるかどうかは、また別の話だ。
《009》
◇ as time goes by : 時が経つにつれて
~例文~
As time goes by, it has become painful to play that game.
(時が経つにつれて、そのゲームが苦痛になってきた)
☆ワンポイント
ソシャゲはゲームである。断じて修行ではない。ゲームとは楽しんでプレイするもの。それを肝に銘じて欲しい。もし、今やっているゲームが苦痛に感じたら、まずは一週間だけプレイを止めてみることを勧める。最低限のログインボーナスを受け取るだけ。一週間後、ゲームをプレイして楽しいと感じられたら、まだ続けられる望みはある。もし苦痛なままだったら、即刻アンインストールしよう。
《010》
◇ since that day : その日を境に
~例文~
I have been called "The game addict of the legend" since that day.
(その日を境に、私は伝説の廃人と呼ばれたのだ)
※ game addict : 廃人
☆ワンポイント
伝説のプレイヤーと呼ばれることは、悪い気はしない。だが、その伝説を知っているのはゲーム仲間だけなのだ。職場の上司は1ミリも知らないし、興味もない。だから、ゲームで偉業を成し遂げても高慢になってはいけない。何も知らない相手に自慢するのも推奨しない。その場では褒めてくれるかもしれないが、ぶっちゃけ裏では何と言われているか分かったものではない。自分の心の内に留めておこう。あと、廃人とは決して褒め言葉ではない。ゲームは程々に。
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【ご報告】
一般文芸デビューしました。(2020.09.01)
弓永端子「ハッカー・ゲーム」発売中!
https://www.bungeisha.co.jp/bookinfo/detail/978-4-286-21945-5.jsp
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