ミザネクサ三連星

(受付済)依頼:逆撃の一手

依頼主:CEOフーダニット

 あの忌々しい有栖摩武装探偵社は、ハンターのみんなの活躍で急激に弱体化しているわ。実に喜ばしいことね。

 けれども対立組織のミザネクサが、ここぞとばかりでかい顔をし始めているわ。あいつらにもお灸をすえてやりなさい! 狙うは敵の大幹部よ! こいつがエッツェルの傍を離れた時がチャンスね!

 

勝利条件:

ターゲットの無力化(生死不問)


特殊勝利条件:

ターゲットの装備品の確保



ターゲット情報


【名称】『ガーデン・サイネリア』

【性別】女性

【出現場所】第9エリアあるいは第7エリア

【手配度】★★★★

【武器】術杖「色褪せた夜の女神」

 先端に聖マリア像のような女神像が彫られた木製の杖。実はこの杖は本来、非常に禍々しい形状をしているのだが、比較的有名なうえにバレると対策をされる恐れがあるため、カモフラージュしている。


【特殊能力】

意志薄弱の法:杖から放つ、禍々しい黒い光球。命中すると、体の末端……すなわち、手足の指先から激痛と共に徐々に体が黒ずんでいき、やがて萎んでいってしまう。回復術を使えば直すことができるが、初見で食らうと自身の身体がしぼんでいくという異常事態に対処できず、恐慌状態に陥ることがほとんど。

錆び付いた英雄叙事詩:強化解除技。敵対者のあらゆる能力上昇チートや魔術的要素を強引に霧散させる。特にチート能力に頼っている転生者たちや、外部的要因で能力を底上げしている者は強みを失う上に、場合によっては突然能力が解除されたことによる負担が一気に体にかかり、危険。

右顧左眄の法:弱体化術の一種。相手の能力値を徐々に低下させ、最大3分の2まで減少させる。

杖術の心得:杖で殴ってくる。ただし、彼女の場合補正無しでも杖による攻撃で円卓の五騎士全員を伸せるくらいには強い。


暗夜の一日:術杖「色褪せた夜の女神」の真の力を開放し、一時的に相手の能力を20分の1以下にまで激減させる。これを使われると、よほど実力差が開いていない限りガーデン・サイネリアへの勝ち目はなくなる。ただし、使用すると術仗は破損し、二度と使えなくなる。



【容姿】

 桃色のゆるふわロングの髪形で、見た目は黒いスーツを着たOLっぽい。

 かなり上品な出で立ちで、常に笑顔を絶やさない貴族の鏡のような女性。


『ガーデン・サイネリア』の称号を持つ「ミザネクサ三連星」の一人。本名はミルカ・イングリッドという。

 ミザネクサの代表エッツェルの祐筆(秘書のような職業)をしており、常に彼の傍に控える大幹部である。

 たおやかな女性だが、実際は冷徹な策謀家で自らの手は汚さない主義。ミザネクサの関係スポンサーとの関係も彼女がすべて取り仕切っている。

 またチートを大量に飼育しているミザネクサを運営しているだけあって、彼らが反乱を起こした際は即座に無力化できるよう目を光らせている。

 かつて、最強のチート能力者がエッツェルに反旗を翻した際も、彼女が指一本動かしただけで反逆者は能力を封じられ、チートに頼っていた負荷が全身の筋肉にかかってズタズタになったという。その後、上層部に反乱を起こそうと考える者はいなくなった。

 とにかく謎の多い人物で、噂によれば彼女はいずれエッツェルを殺そうと企んでいるともいわれているが、エッツェルは特に気にも留めていない。


 なお、なぜか定期的に第7コロニーで鮫釣りをしている姿が目撃されている。


台詞候補

「あらあら、うふふ。貴方達の熱狂が心地良いわ」

「使える人間は、残酷になれる人間よ」

「あらあら、凡夫って大変ねぇ」


・メタ情報

 持ちキャラの一人だが、例によってパラレルワールドなので本編には全く影響なし。がっつり撃退してOK。書籍化予定の小説のキャラを殴れるのは今だけ!


 普段はエッツェルの傍にいるが、一人になる時が稀にあるので、その時を狙って戦うことになる。

 ちなみに前回の「アノータトン」で喋っていたのはこの子(と言う設定)。

 弱体化呪術を得意としているOL術士で、こいつとの戦闘の際は特殊能力のほとんどが封じられる。また、封じられるだけならまだいいが、強化術を掛けた状態で動いている時に強化術を解除されると、全身の筋肉がぐちゃぐちゃになる。ましてやチートで動いているような第二世代勢は死ぬ。

 逆に竜舞奏のような、鍛え上げた能力で化け物になった人間は、弱体化術を使ってなお相性が悪い。


 特殊勝利条件は、術杖「色褪せた夜の女神」を確保すること。必殺技「暗夜の一日」を使わせてはいけない。幸い一生に一度しか撃てない技なので、使用はかなり躊躇する。

 手に入れられればラスボスなどの強敵相手の切り札になりえる。

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