そろそろ結論を
原子核の周りを磁力の波が回っていると都合の良いことがありますが、そのように妄想する前にはまず、電子がマイナスの電気を帯びていないとするなら、電気とは一体何なのかという事を考える必要があります。
②ファラデーの電磁誘導の法則「磁場が時間的に変化すると電場が生まれる」を考えた時に
ある種類の粒子が激しくブルブル動いて、その振動が伝わるのが電気なのではないか
と妄想したのを覚えていますか?
粒子が激しくブルブル動くのではなく、原子核の周りの磁力の波がブルブルと動いていると妄想してみたらどうでしょうか。
それともう一つ「磁力の波のブルブル」。磁力の事を考えた時に
磁力と言うのは二種類の斥力の波なのではないか
と妄想したのは覚えていますか?N極とS極はお互いに反対の斥力の波であると妄想しました。ですので「磁力の波のブルブル」を「斥力の波の振動」…長いので「斥波振動」と呼びましょう。
斥力の波の振動?と思われるかもしれませんね。前に「電流とは電気の波が流れる事」と説明したことがありました。電気の波というのはロープの両端を持って左右に大きく振っている状態のようなものだと。
同じように、斥力の波は原子の周りで輪になってクルクル回っていて、この斥力の波の上に波とは別の振動が加わっているのが「斥力の波の振動」であるという事です。
電気が流れるというのは、この斥波振動のエネルギーを周囲に伝えることなのではないか。斥波振動エネルギーの高いところから斥波振動エネルギーの低い方へ流れるのが電気が流れることだと妄想しましょう。つまり斥波振動エネルギーの高さを平らにしようとする事が、電気が流れる事なのではないかと妄想するのです。
④アンペール-マクスウェルの法則「電流が流れたり電場が変ると磁場が生まれる」を説明する為に、
電気が流れると振動する粒子と振動しない粒子があって、振動しない粒子の磁力の向きが導線に発生する磁力の向きである
と妄想しましたが、もしも原子核の周りを磁力の波が回っているのであれば、振動する粒子と振動しない粒子の二種類の粒子が存在する必要は無くなります。
斥力の波が原子の向く方向に依存していないのであれば、斥波振動エネルギーが伝わることで回路中の原子の斥力の波が方向を一定にして振動を始め、斥力の波の方向が一定になることで磁力の向きが生まれる。
電気の供給元の斥波振動エネルギーと供給先の斥波振動エネルギーの高さが同じになれば電気は流れなくなる。これは普通の電気でも静電気でも言える事です。
などと言ってきましたが、原子核の周りを磁力の波が自由に回っていると実は都合の悪いこともあります。
ここまではあくまでも電気が流れた時にどうなっているのかという話をしてきたのですが、世の中には電気が流れにくい物質もあります。もしも斥力の波が原子の周りで自由にクルクル回っているのであれば、ありとあらゆる物質で電気が流れやすくなりますが、実際にはそうはなっていません。ですから自由に回っているのではないことになります。
そうなると、やはりどこかで固定されている必要があります。例えば、斥力の波は原子核の周りを回っているのではなく、原子核の2点でつながって、一方の点から原子核の中に入った波は原子の中を通ってもう一方の点に伝わっているという考え方もできます。磁力の波である斥力の波に端っこができましたから当然磁力が現れます。言うまでもない事ですが、原子核につながっている波の片方がN極もう片方がS極ですね。
もう一度妄想し直します。
④アンペール-マクスウェルの法則「電流が流れたり電場が変ると磁場が生まれる」で考えましょう。
電気が流れると
↓
一定方向を向いている原子以外の斥力の波が振動し磁力が打ち消される
↓
斥波振動に反応しない一定方向を向いている原子の斥力の波が残る
↓
磁力が発生したように見える。
と、こうして考えるとどうやら磁場というものはあるらしいけど、電場というものは必ずしも必要ではないという事が言えそうです。電気の流れも電場の変化による磁場の変化も、原子核に固定されている磁力「斥力の波」の動きで説明できるのではないでしょうか。
導線の中を電気が流れるとある方向を向いている原子以外の斥力の波が斥波振動に反応し、ある方向を向いている原子の斥力の波は反応しない。ある方向を向いている原子の磁力の向きだけが強調され為に導線の周りに磁場が発生したように見える。
逆にコイルの中心で磁石を動かすと、ある方向を向いている原子以外の斥力の波が斥波振動を始め電気が流れる。
確かに電荷も電場も関係無いように思えます。という訳で電子と言うのは斥力の波の事であると妄想していくことにします。
この辺りで、いよいよまとめに入っていきます。忘れないでくださいよ。本当の目的は電磁気が一体何なのかではなく「光速度不変の原理」…光の速さが変らない理由を探る事でしたね。
まとめに入る前にここまで妄想してきたことを振り返りましょう。
〇磁力とは斥力の波の事であり、N極とS極の二種類の全く反対の波で、同じ極同士が近付くと強め合い、違う極同士だとお互いの波を消してしまう。
〇電磁波と、磁力である斥力の波は妄想空間を伝わる。
〇電子だと考えられているのは原子核に固定された斥力の波である。
と、これくらいでしょうか。
さて、電磁波と言うのは何だったか。電場と磁場の…というのではなくて、どういう風に発生しているかです。最初の方で、光と言うのは何なのかという事を考えました。どうやら原子が何かをやらかすと光が生まれるようだと結論付けました。
原子が何かをやらかすと当然斥力の波が振動を始めます。斥力の波の振動…斥波振動エネルギーが、周りの斥波振動エネルギーとの差を埋める為に伝わっていくのが電気なんじゃないかと考えましたが、物が燃えるとか核分裂するとかになると、それはもう電気として伝わっていくどころの規模ではないのではないかと考えられます。光を含む電磁波の方が電気よりもエネルギーが大きい、つまり、斥波振動エネルギーの差を埋めるとかではなくて、斥波振動そのものを周りに伝えていっているのではないでしょうか。
では斥波振動はどうやって何もない空間を伝わっているのでしょうか。斥波振動は斥力の波の上を伝わっていきますが、この空間に斥力の波はどこにあるのでしょうか。実は斥力の波はあちこちにあります。斥力の波は原子核に固定された波で、所謂磁力の事でしたね。地球上であれば空気を含む物体全てが斥力の波を発していますし、宇宙空間であれば星の光が見えるところであれば必ず斥力の波がある筈です。
それと意外に思われるかもしれませんが、私たち人間や動物それから全ての物体は電磁波を出しています。赤外線センサーとか人感センサーというのがありますよね あれは人間が出している赤外線を検出する機械で、赤外線を検出することでカメラに撮ったり電気を点けたりしてます。
赤外線も電磁波の一種ですから人間も電磁波を出していることは分かりますね。つまり私たちは漏れなく斥波振動を出していて、斥波振動が伝わる斥力の波を出しているという事になります。
あ、まるでこの空間を斥力の波が伝わっているようにお話ししてしまいましたが、斥力の波の伝わるところは宇宙空間ではなく妄想空間でした。物体から発せられている斥力の波は妄想空間を伝わっています。しかもありとあらゆる物体から発せられた斥力の波は全て妄想空間の中を伝わっていて、全ての斥力の波は繋がっています。そして、ほんの僅かでも斥力の波があるならそこを斥波振動は伝わっていきます。
静止している私から秒速10万kmで移動しているあなたに秒速30万kmで発した光は、斥波振動として妄想空間の中の斥力の波の上を伝わっていきます。そしてあなたの発する斥力の波を伝わりあなたに秒速30万kmで届きます。
さて、秒速10万kmの差はいったいどこで埋まったのでしょうか。それはどこでも埋まっていません。光が斥力の波の上をどのくらいの速さで伝わるのかは分かりませんが、私は光の速さは秒速30万kmでしか認識できないし、そしてあなたも光の速さは秒速30万kmでした認識できないのです。
空間が伸び縮みしたり、あなたか私のどちらかの時間がゆっくり進んだりすることは関係ありません。とにかく光を発する側も受け取る側も、電磁波の速さは秒速30万km以外には考えられないという事です。
光速度が一定である理由は何か。「宇宙空間が光速度を一定で伝える性質があるから」ではなく「宇宙空間内の物体は光速度を一定でしか感じられないから」が私の妄想が出した答えです。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます