第4話

母からはとても多くの愛情を受けていた…と、思う。

小さい頃から私を自然に触れさせ、ブランド物の服を着せ、冷凍食品は一切使わなかった。

おかげで私は同級生が知らないことをたくさん知っていたし、ゲームに明け暮れる友達が知らないような経験をたくさんしてきた。

生き物に詳しく、ものの価値をある程度知り、味覚をはじめ五感が優れた子に育った。


人よりも愛情はかけてもらった自信はある。


しかし、その分の反動もとてつもなく大きなものだった。

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