第2話 バイトの上司は司令官殿
俺は一応大学に籍を置いている、多分除籍になってない、、、ハズ?
まあそれならそれで良いか、俺は目下のところバイトに忙しい?忙しく無いかも知れないが忙しいと言うことにして滅多に大学には顔を出さない、そもそも学生であることを忘却の彼方へ葬っている。
その事を無理矢理思い出させる者が今目の前にいてこちらを睨みつけている、バイト先の上司、司令官、ご主人様、そして俺はこいつに下僕のごとく
「
刺すような視線で睨みつけられ俺は震え上がる。
「は、はいもちろんでアリマス」(行ってねえって言ったら殺される)
「今日は急ぎの仕事は無い、茶を入れろ、その後私の肩を揉め」
「ボス、お茶をいれました」
「うむ近う寄れ」
「は、はい」
軍曹、いや今日は
「実わな匿名のタレこみが有った」
ここは只の何でも屋、これも言ったらきっと半殺しだ本当は弱小イベント会社の神戸支社。
支社と聞いたら聞こえは良いが従業員は今目の前にいる人と月に一二度見かける支社長の二人だけ、目の前で踏ん反り返ってるこの人の方が余程支社長らしい。
バイトは十人ほど居ると話には聞いたが半年ここに居るが未だ誰にも有った事がない幽霊バイターなのか、それにイベント会社なのに一度もイベントに携わった事もない、目の前の刑事気取りの人に付いて現地調査だのマーケット調査だの幽霊調査?なんてのも有った大丈夫なのか。
「
「えっと俺はどうすれば良いのですか」
「商談相手として後からやってくる、従業員の目を盗んで部屋に入る、翌朝こっそり抜け出す、完璧だ」
「はい?部屋は?」
「一人の宿泊で二部屋ある筈がないだろうふとんも一つだ、寒い季節だから仕方ない俺の布団に入れてやる」
そう言って司令官殿は短いスカートからスラリとした綺麗な足を組んで俺の目の前で机の上にドンと足を乗せた。
(下着見えますって)
「あ、あの、ほんとに一つの布団で寝るんですか」
「嫌なら来なくて構わんその代わりお前の姉に来てもらう、そっちの方が楽しいかうんそうしよう」
「い、いや待って、待ってください行きますから姉には手を出さないでください」
「何を慌ててる怪しいな、お前ら変態
「違います僕は、、、ボスと、、、」
そこで週に一度あるか無いかの電話が掛かってきた、ボスは結構長く話していたので、その話はそこでうやむやになって終わった。
(うー心臓に悪い)俺の姉は、、、ボスは大きな勘違いをしている、この夏の出来事で姉をおしとやかと勘違いさせたままだった、それに、それに、それにボスと一つの布団なんて、し死ぬー(嬉しさのあまり)かムチとハリセンで
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