第2話 ホラゲーをする
「なんでホラゲーなんか…」
そう文句を垂れ流しているのは俺、雪である
事の発端は数日前(前話)のアピールを無視したせいで不機嫌になった妹の機嫌をなおすためになんでもするとか言ったのが原因である
「あいつ俺がホラゲー無理なの知ってるよな?」
うん、無理、ホラゲー、無理
まずビックリする所でビックリしすぎて固まるタイプなんだけど…わかるよね?ね?
「お兄様が無理なのは知っています、だからこそ怖がってるお兄様を…」
話が長くなりそうだから聞き流そう…
「お兄様?ちゃんと聞いていますか?」
「うん、聞いてる、聞いてるから早く始めようか」
いつまでも話を聞いてたら始まんないしなんならホラゲーやってた方がましって、我ながら妹よ…
「珍しいですね!お兄様がホラゲーをそんなにやりたがるなんて!」
誰のせいだ誰の
「ぁっ…」
声にならない絶叫
怖いまじで怖い
なんで世のYou○uber達はこんなものを平然と出来るのだろうか、もはや同じ人間なのかすら疑ってしまう
「かわいい…」
もうやめたい…
くそっ…こうなったら…
「や…めて…い…い…?」
途切れ途切れの懇願
こうすれば妹なら許してくれるはず…
「しょうがないですね〜!お兄様は甘えん坊さんなんですから〜!」
はっ!ちょろいぜ全く!
「で〜す〜が〜」
あれ?ちょろくない…
「かわりにお兄様の貞○をいただきm」
妹が言い終わる前に俺は走り出した
俺の貞○はヤンデレの女の子に奪われたいんだっ!
いやあいつもヤンデレではあるけど
「今思ったけどお前に勝てる要素無かったわ…」
「まぁ!やっと分かってくれたんですか?お兄様!」
結局家の中じゃ逃げ切れるわけもなく大人しく捕まってしまった訳だが…てか酷くない?
お兄ちゃんとしての威厳が…泣きそう
「けど貞○はやらんからな!」
「分かっていますわお兄様?まぁ抵抗されなければあのまま貰いましたし捧げましたが」
意外にも強制はしないんだなぁ、と感心してしまったがそもそもの前提がおかしいな
まぁその後は他のゲームをして遊んだよ?
(めちゃくちゃお願いしてね)
pu○gとか、なんでか陽が全てなぎ倒していったけど…相変わらずこいつのスペックバグってるよな、神様お願い、ゲームくらい俺の方が上手いっていう設定にしてください
「なんでお前敵の位置を把握してるんだ?」
「チートですわ?」
チートかぁ〜なら俺が負けてても仕方ないなぁ〜!やっぱりゲームは俺の方が上手いんだなって
「まぁ本当は嘘で、愛の力ですわお兄様!」
思ってた時期が俺にもありました
泣きそう
「…そろそろご飯にしようか」
pu○gをやっていたらいつの間にか夜になっていたのでご飯の用意をする
この家は俺と陽しか居ないのでご飯は俺が作っているのだ、(まぁそれ以外がからっきしだからほとんど陽に任せっきりなんだけど…流石にご飯ぐらいは作らないと申し訳ないからね)
俺たち以外に居ないと言うのも、俺が高校生になったら一人暮らしをしたい!というわがままを親が許してくれたからだ、まぁいつの間にか陽が一緒に住み始めたのはよくわかんないけど
「そうですね、そうしましょうお兄様!」
「てな感じで今日の話はおしま〜い」
「何の話ですか?お兄様」
「気にするな」
多分話の奔放さに皆さまは戸惑うでしょうが日常ならこれくらいの自由な方が気軽に見れていいと思いますのでこういう形で気ままに書いていこうと思います
ヤンデレが好きな兄はヤンデレな妹と… 黒たん @kurotandesu
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