第10話 赤ちゃんとは
前世で見た漫画であったな。
姉妹が同じ組織に入れられる。
姉は監視付きとはいえ、普通の日常生活を送るが、
妹は監禁させられ、組織のために働かされる。
姉である紅葉は、普通に日常生活を送るが、
弟である俺は、他人との距離をおく。
近いかもしれない。
「4年後に連絡をする」
神様はそう言っていたが・・・
でも、4年後と言えば、本来は自我が目覚める頃だ。
まあ、前世の記憶を持ったまま生きる俺達には、関係ないが・・・
でも、赤ん坊らしい失敗はしないということか・・・
逆に怪しまれないか・・・
「勇気、普通にしていればいいんだよ」
「普通に?」
「お腹がすいた時と、おむつを交換してほしい時に、泣いて合図すれば・・・」
「それだけ?」
「うん」
今はしゃべれない。
しゃべっても、伝わらない。
難しいな・・・
「あっ、勇気、太郎父さんが来たよ」
「来たって・・・オバケ見たいに・・・」
「すぐに、幽霊になるでしょ?」
前世と変わってないな・・・
「勇気もだよ」
ごもっとも・・・
ちなみに、俺と紅葉は、赤ちゃん用のベットで寝ている。
花子母さんは、疲れたのか、寝ている。
太郎父さんは、交代にきたのか?
仲のいいことで・・・
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