8、いざ、奈良へ! そして……
パンク修理を終え、ここからせんまるさんと併走です。世界を走るせんまるさんと併走出来るのでめっちゃ嬉しかったのですが、なんせここまで全力疾走して来たのでかなりしんどい状況でしたが、嬉しくてたまりませんでしたね。
ここまで苦労していたせんまるさんの走りも、快調な走りに戻りました。不調はパンクのせいだったみたいです。
私もいい思い出が出来ました。
途中、生放送の時間の切り替えもあり、サイクリングロードを離れ、裏道を通って急遽木津のハンバーガーショップへ。そこで1時間の休憩の後、暗くなった旧国道24号線で奈良公園へ直行します。
奈良公園までは、2つの山を越えます。これがめっちゃしんどいのです。奈良へ行く時は、いつもこの山を避けていたので、私も初めて挑戦でした。
私は軽快なロードバイク。せんまるさんは「ランドナー」のマウンテンバイク仕様に40キロの荷物を積んでいるのに、私は登り坂で抜かれてしまいました。
世界を走るせんまるさんの体力に驚きましたね。
2つ目の山を越え、少し下った所、東大寺が見えるコンビニエンスストアで止まりました。
「ここで、お別れです」
「えっ、ここでお別れ?」
と、せんまるさんは仰ってくれましたが、やっぱり本日のゴール「奈良公園」には、せんまるさん一人で行って欲しいので、ここでお別れをします。
「世界を走る人と一緒に走れて、幸せでした!」
と言うと、
「よかったです。ほんと、うれしいです。2日間サポートして頂いて、ほんとに優しい方です」
と言って頂きました。
ほんとに嬉しいのは、私の方ですよ。たまたまツイッターで見つけ、生放送を見て、
「是非、サポートしたい!」
と思ったのは、やっぱりせんまるさんの人柄です。謙虚で優しく、それでもって「世界」を目指す根性と勇気に感動しました。
「ありがとうございます」
「いえ、こちらこそ楽しかったです」
「こちらこそです。ほんとに楽しかったです」
「沖縄も世界も頑張って下さい。応援してます」
と言うと、
「はい、走りきってきます!」
力強い、返事を頂きました。是非達成して、無事に日本へ帰ってきて欲しいです。
「では、いってらっしゃ~い」
「はい、行ってきます! ありがとうございます」
そこで、せんまるさんとお別れをしました。
夕暮れが迫る奈良に、せんまるさんの姿が見えなくなるまで見送りました。
2019年の8月から世界一周に出てしまうと2年程帰ってこないせんまるさんに、実際に会えて、そしてサポートさせて貰えて、貴重な体験をさせて貰いました。自転車に乗ってて良かったです。せんまるさん、本当にありがとうございました!
執筆現在、せんまるさんは北海道から沖縄までの「自転車日本縦断」中で、今は九州を一周されてます。この日本縦断の経験を思い出に、
「必ず世界を走り切る!」
と言っておられます。
このレポートをお読みになられた方で、少しでも興味を持たれましたら、この青年を、
『世界を走る男・せんまるさん』
を応援してあげてください。
YouTube、ニコ生、ツイキャス、Twitchの4つ同時配信(執筆現在)しておられます。YouTube、ニコ生では、コメントも受け付けておられるので、是非「応援コメント」を送ってあげてください。応援コメントが、せんまるさんの「ペダルを踏む力」になると思います。よろしくお願いします。
つづく
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