(受付済)決戦:ミッション・インポッシブル
依頼主:カンパニー
占い師スミトを見かけたら殺してほしい。
――――という依頼がかなり古くからある。
しかし、■年たった今も、そもそもターゲットがコロニー内に存在するのかすら明らかになっていない。
勝利条件:
ターゲットを無力化(生死不問)
特殊勝利条件
なし
ターゲット情報
【名前】オリヴィエ・ソミェット
【性別】女性
【出現場所】不明 (第7コロニー)
【手配度】★★★★★(スミトの手配度)
【武器】電子機器
一見するとかなり古い時代の人間にしか見えないが、近現代の電子機器があればほぼ何でもできる。スマホから映像を具現化して召喚獣を出したり、パソコンからモザイクなしの
【特殊能力】
情報親和能力:数ある異世界でも極稀なる「情報」という概念を操ることができる能力。特に電子戦は、所属する上位組織の中でも彼女の右に出る者はいない。
梟の目:目が青く光っていると、オリヴィエが視界に収めている相手に以下の攻撃を試みることができる。
過剰なる叡智…相手の脳に余計な情報をやたら大量に押し付け、脳をビジー状態にする。バカだと脳が2秒持たずに破裂するし、そうでなくともよほど情報処理能力を持っている者でなければ、激しい頭痛を起こし脳に重大なダメージが行く。いわゆるDos攻撃。そこそこ遠くからでも効果あり。
埋伏の毒…名称は毒だが毒攻撃ではない。三半規管や視覚、思考力などに支障をきたし、ただでさえ戦いにくい戦場で手足がうまく動かなくなる。最初はこけることが多い程度だが、徐々に脳の命令と末端の動きが乖離し始め、重度の酔っぱらいのような状態で戦わざるを得なくなる。いわゆるマルウェア攻撃。この攻撃を仕掛けるには10mほどまで近づかなければならない。
上書きして保存…完全洗脳。いわゆるランサムウェア攻撃。これをやられると元人格が消え、完全にオリヴィエの操り人形になる。効果は相手がどれだけ意志が強いかによって左右され、精神が弱いと3秒あれば十分。意思が強烈に強いとかなり長時間拘束される。しかもこの攻撃は最低3m以内、相手の抵抗が強い場合はキスできるくらい近付かなければならない。
このように、下に行くほど攻撃が強力だが、その分力を使うため、ほかのことができなくなる。
テラバイトストーム:圧縮しまくった重い「情報」を、現実の質量に変換して大量に降らせる。見た目は黒い塊だったり、やたらきれいな画像だったりするが、一つの塊の重さは100kgを超える。ぶっちゃけこの技をぶっぱしているだけでも普通の相手は軽く死ねる。
元素変換:梟の目不使用時に使用可能。戦場の元素を情報操作することができる。液体を気体や固体にしたり、酸素濃度を操って炎の強弱を操るなど、いろいろできる。特に理魔術使いにとっては最悪。しかし、聖術や闇術など元素以外を操る術には効果はない。
幾何学模様の彼方:梟の目不使用時に使用可能。ただの瞬間移動だが部屋の中なら移動距離制限なし。
簡易時空砲:梟の目不使用時に使用可能。直径15mの魔法陣を自分の前に展開し、3分チャージした後、一直線に極太ビームを放つ。直撃すると島が一つ消える。なお、この技は魔法陣を起動するだけで勝手にチャージするので、撃つまでの間に別行動をとることができるが、簡易時空砲自体は5分のクールタイムが必要。
ちなみに、これより遥かにに威力が高い戦略時空砲という技もあるが、使うとコロニーがぶっ飛んで自分も死ぬので使わない。
書庫精霊:周囲の本棚から本が勝手に飛び出し、ビームとか魔法とかミサイルとかパイとかちゃぶ台とかを具現化して飛ばしてくる。特に、水や火など本を傷める攻撃をする悪い子には容赦せず、時には「分厚い本の角アタック」を敢行してくる。
【容姿】
色白の肌と漆黒の髪の毛が特徴的な女性。見た目はとても知的で、まるでどこかの国の神様のように見えるが、彼女も一応人間である。
また、オペラなどに出てくる古の賢者のような恰好をしているので、どことなく古めかしい感じがする。
ようこそウルクススフォルムへ。そして、ようこそ大図書館へ。
前回の社長戦争で、とある無名代理のオペレーターを務めていたスミト……その正体は『アルカナ大図書館』という組織の一員だった。
ウルクススフォルムの襲撃を察知した彼女は、非戦闘員を一時的に異世界へと避難させ、自分たちを倒そうと目論む愚か者たちを、手ぐすねを引いて待っている。
ウルクススフォルム島にはほとんどだれもいない。ほとんどの建物はもぬけの殻である。
オリヴィエは、その中の建物の一つ「書庫」の奥地にいる。
人一人がやっと通れる狭く曲がりくねった書庫回廊を2kmほど進むと、東京ドームほどの広さと屋根の高さを持つ大広間に出る。そして、天を衝くような背の高い本棚がいくつも並ぶ空間の中心で、オリヴィエが浮遊しながら待っていることだろう。どこかで見たことあるような光景だが、これは幻ではなく現実。燭台は存在しない。
大広間の奥には鋼鉄でできた大きな扉があり、ここから先はカンパニーのコロニー外の世界となる。非戦闘員はこの奥で別の大図書館要員に保護されているのだが、無理に出ようとしてはいけない(戒め)。
彼女を倒せば、大図書館が持っている情報をすべて提供してもらえる。
台詞候補
「相手がつまらない人物なら、額面通りにこき下ろした方が精神衛生上マシよね。つまりバカは死ねということよ」
「科学はすべてを解決する。いずれ神の力はすべて人間のものになるのよ」
「故郷へ帰りなさい。あなたにも家族がいるんでしょう?」
・メタ情報
ウルクススフォルム代表オリヴィエ。その正体は世界最強の引きこもりであった。カンパニー的には、偽名である「スミト」のほうが有名か。
ハ〇ヒの憂鬱に出てくる長門がだいぶ劣化したような性能だが、ラスボスをやっているだけあって攻撃を届かせるのですら苦労する。書庫広場で戦う時に限って言えば、姫木眞白をも完封しかねない。ただし、書庫広場の外ではテラバイトストームと時空砲くらいしか攻撃方法がなくなる。
PCが「上書きして保存」を喰らうことはまずないだろうが、それ以外でもとにかく脳みそにやたら負荷をかけてくる。反撃のチャンスは「梟の目」を近距離で使った時。
面倒な敵ではあるが、実はこれでも「大図書館」という組織では中の下くらいの階級でしかないらしい。
一度死亡してもバックアップがあるので、物語上は完全に消滅することはない。
なお、彼女が書庫広場に籠っている間は魔力が無尽蔵になるため、彼女が召喚しているエルが魔力切れを起こさなくなる。
カンパニーの寄生虫「大図書館」に手を引かせることはできるのだろうか。
『アッシュワールド』ゲスト及びターゲット~ウルクススフォルム~ 南木 @sanbousoutyou-ju88
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