依頼:あの樹 何の樹 気になる樹
依頼主:コロニーマスター アルフ
この依頼書を読んでいるということは、それなりに腕のいいハンターだと見込んでおこう。
我が支配下のジャングルの小高い丘に巨大な樹が生えている。その樹の周囲には植物が全く育たないばかりか、周りの木々や近付く生物を問答無用で吸収し、我が物顔で大きくなりやがる。俺もムカつくから、何度か幹も残らねぇほど破壊してやったんだが、しばらくするといつの間にか生えてきて、元の大きさに戻ってやがる。
あの樹を相手するのはさすがにもう飽きた。俺の代わりにあの巨大な樹を倒してこい。あと、出来れば二度と生えないようにしてこい。
勝利条件:
ターゲットを撃破
特殊勝利条件
ターゲットが復活する理由を探り、二度と復活できないようにする。
ターゲット情報
【名前】魔樹ヤテベオ
【性別】なし
【出現場所】第4エリア
【手配度】★★★★
【武器】硬い根っこ
魔樹ヤテベオの根は、深い焦げ茶色で、鋭くとがった先端をしている。よく
【特殊能力】
無限の根枝:ヤテベオの周囲500メートル以内にいると、地面の下から信じられない数の太い根が生えてくる。鋭く尖った根の先端は槍や鞭のように、敵を貫き打ち据える。切っても切っても延々と生えてくるので、一度に広範囲を薙ぎ払うすべがないと、あっという間にじり貧になるだろう。
ギガドレイン:根や枝に絡めとられた生命体は、植物動物問わず生命エネルギーを吸収される。これにより本体の耐久力も回復する。
デッドスコール:地中から水分を吸い上げ、葉っぱから噴出させることで、滝のような雨を降らせる。これにより、葉が伸びる範囲の敵に死ぬほどの水を浴びせて弱らせるほか、自身の弱点である炎を消火することができる。ただし、連続で5分以上使用することができない。
【容姿】
直径約55m、高さ約245mの途轍もなく巨大な広葉樹。枝が広がる範囲は500メートル四方にも及び、根っこはさらに遠くまで伸びると思われる。
葉は燃えるような赤色で、1年を通して紅葉している。樹皮は黒に近いこげ茶。
第4エリアの突然変異した植物の中でも非常に異質な存在で、いつの間にか生えたと思ったら、すぐにここまで成長した。第5エリアに生えている悪魔樹と何か関係があるのではとも目されるが、真偽のほどは誰にもわからない。
ヤテベオが悪魔樹と違う所は、養分を得るために積極的にほかの植物や生物を枯らしに行くことで、ヤテベオ自身は何も生みださない。実もつけない。
また、樹木自体にかなり強い意志があるようで、根や枝を少しでも傷つけられると、傷つけた相手を敵とみなして執拗に襲い掛かってくる。噂によれば、3㎞離れた場所までハンターが、地面から現れた根に絡まれて命を落としたという報告もある。
幹が異様に太いため、とても切り倒す気になれない。だが、所詮は樹木なので炎攻撃がとてもよく効く。アルフもこいつを倒す際には、超大火力の炎で一気に蒸発させたようだ。
台詞候補
喋らない
・メタ情報
今回のカンパニー企画には大きさ制限がなさそうなので、前回出せなかった滅茶苦茶でかいモンスターをターゲットに仕立て上げてみる。幹の大きさだけでもサンシャイン60並みのデカさ。
根っこや枝で攻撃するくらいしかしてこないが、動く針山地獄の上で戦うような状況なので、正面突破はほぼ絶望的。しかも、当然のように回復力が非常に高いので、これほどの巨体相手に一気に大火力をぶつけなければならない。植物なので、やはり炎が非常に効果的。
ちなみにこいつは、連載中の小説「星降る村の小さな英雄」の序盤に出てくるボスでもある。戦闘描写の参考にどうぞ→https://kakuyomu.jp/works/1177354054885366173/episodes/1177354054885443703
→https://kakuyomu.jp/works/1177354054885366173/episodes/1177354054885469870
なお、特殊勝利条件は魔樹ヤテベオが復活する理由を探るというものだが、その場合は第二形態と戦って勝利する必要がある。
第二形態と戦うのが面倒なら、第一形態だけ倒すにとどめてもよい。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます