(受付済)依頼:突撃! 隣が晩御飯!

依頼主:ショッピングモール「青龍」防衛部隊

 天使だった彼女は…………すっかり変わり果ててしまった。

 頬が落ちるほどおいしかったビーフシチューは、今や原材料不明の「もつ鍋」になり、「ホルモン焼き」と称して、原材料不明の串焼きを出してくる始末……

 頼む、誰か彼女を救ってやってくれ!



勝利条件:

ターゲットの撃破


特殊勝利条件

「伝説の調理器具」の回収



ターゲット情報



【名前】『臓物コック』ジェシー

【性別】女性

【出現場所】第5エリア

【手配度】★★

【武器】伝説の調理器具

 これらの調理器具は超合金でできており、滅多なことでは1mmも変形しない。

 特に包丁「キングスライサー」の切れ味は干将莫邪に勝るといわれ、血肉を切り裂いても切れ味が鈍るどころか、血糊の一滴も付着しない。


【特殊能力】

攻勢おばちゃん:包丁とフライパンの二刀流で、猛烈な勢いで突進する。突進中はあらゆる飛び道具が「おばちゃんパワー」で弾き飛ばされる。

オイルクッキング:攻撃対象に油をぶち撒き、しかる後にバーナーによる火炎放射で唐揚げにしようとする。

武器変形:包丁やフライパンや鍋が一時的に巨大化する。包丁は3メートルほどの長さになって大幅にリーチが伸び、フライパンは巨大な盾となり、鍋は油攻めの五右衛門風呂になる。

アンデットスレイヤー:彼女の攻撃は不死者に特攻となる。


【容姿】

 とても恰幅のいいラテン系の黒人女性…………の、ゾンビ。すごいアフロヘアー

 身に着けているのは白いコック帽とエプロンのみ。つまり裸エプロンである。

 

 かつては難民キャンプの配給所で働いていた難民の女性。ジェシーは陽気で面倒見のいい性格だったので、みんなにとても慕われていた。

 料理の腕前も一流で、1000人分の料理を一人で賄えるほどだったという。

 しかし、ゾンビの襲撃で夫と子供を失い、絶望のあまり発狂。ゾンビを根こそぎ倒すべく攻勢おばちゃんを発動し、悪魔樹までたどり着くもその場で力尽きる。

 こうした彼女もまたゾンビとなったが、どうやらまだ自分を人間だと思っているらしく、ショッピングモール「青龍」の周辺でアンデットを倒しまくっている。


 そして、ここからが厄介なことなのだが…………ジェシーは、倒したアンデットの内臓を調理し始め、時々「青龍」の中にいる難民たちに「ホルモン料理」として持ってくる。

 鍋から漂うすさまじい臭いとグロテスクな見た目……だが、ジェシーは料理を残すと怒り狂って避難民たちを攻撃し始めるので、住民たちは死ぬ気でジェシーの「ホルモン料理」を食べる羽目になる。



台詞候補

「おノコしはユルしまへんデ~!!」

「ヒャッハー! シンセンなショクザイや!!」

「このシタイ、まだシんでオマヘンガナ!!」



・メタ情報

 ゾンビの内臓を「モツ」と言い張り、それを料理する狂気のゾンビおばちゃん。しかもお残しは絶対許さないらしい。超迷惑。

 PCも「もつ鍋」をふるまわれそうになるので、頑張って撃退してくれたまえ。彼女自身がアンデットなので、対不死者攻撃がよく効く。

 

 特殊勝利条件は、ジェシーが持つ「伝説の調理器具」一式を、第2エリアや第10エリアなどで金持ちに売り払えばOK。★3相当の値段で売れる。ただし、死体を調理するのに使ったことは、くれぐれも喋らないように。

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