第15話 きのこのお刺身が食べたい!
「きのこのお刺身が食べたい!カッ(眼力」
サラマンはラスエルにおねだりしていた。
「普通にきのこ食べると、きのこ中毒になっちゃうでしょ?そこを確率を操作して中毒にならないようにできないかな?ね?ね?」
「珍味!」
ラスエルを連れて、徳島マッシュルーム倶楽部に遊びに来た。高齢者でも引き続き働けるようにしているノンプロフィットカンパニーだ!(ゼロ利益会社だ!)
ここでは山を一つ借りて、洞窟を作り、内部でマッシュルームをつくっている。最近では雪国マイタケさんの力を借りて試験的に松茸を人工栽培している。
ラスエルは籠を持って、
「これ!」
「このこ!」
「そして、このこ!」
と次々キノコを入れていく。
収穫はマッシュルーム200g、試験トリュフ100g、椎茸300g、試験松茸200gだ。
管理を任せていた小嶋社長が感心してサラマンに話しかけた。
「娘さん、目利きができるんですねぇ~。こんな小さい子なのに、ちゃんといい塩梅のキノコを収穫していってる」
「え?うん?ま、まぁね!へへへ」
見た目3歳児にはできない所業だ。
持ち帰ったキノコを斜めにスライスして、盛り付け、わさび醤油で頂いてみる。
ドキドキ!
「うほー!この香りの良さ!こいつは絶品だ!」
「コリコリしてるね~」
このキノコの生食いというのは、普通に生きていたら一生体験できない事例である。
「キノコ、うーん。キノコ。ラスエルはチョコついてるキノコの方がいいなぁ」
キノコの刺し身はとても美味しいと話に聞く。だが、キノコショックで死んでしまうことあるそうだ。う~ん!食べてみたい!キノコのお刺身!
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます