ps4版 添いカノ~ぎゅっと抱きしめて~

 まずは全体的な評価から。

 そして、クリアしてから時間がたっています。

 正直、記憶に残っているヒロイン達以外の評価が短くなります。

 では、始めます。


 この話の共通ルートは、落ちる夢にうなされている主人公。

 ある日、放置された学校の温室へと足を運んだ。

 そこで昼寝をしている、園芸部のメインヒロインと出会う。

 

 そこからその温室に、主人公とヒロイン達が集まる様になる。

 しかし生徒会から、園芸部の活動をしていてないのに、温室の使用は許可出来ないと言い渡される。

 主人公達が温室を復活させる為に奮闘するのが共通ルート。


 共通ルートでなるほどと思った手法があった、それは『必要の無い事は描写しない』だ。

 主人公とヒロイン達で温室を凄く綺麗になっていた『業者がやったのか』という位に。


 色々とツッコミ処がある。

 しかし、問題があり解決方法を具体的にすると、尺が伸びる。

 ささっと解決しましたでいいんだと。

 このお話の主軸は、主人公がヒロイン達と添い寝する。

 そこがちゃんとしていれば、他はちゃちっと終わっていいのだ。

 


 ヒロインの話に移ります。

 評価の低い、あまり覚えていない、印象が薄いヒロイン達から。


 

 熊倉くまくら 夜明よあけ

 

 メインヒロインなのだが……。

 そこまで印象が無い。

 お話は……正直あまり覚えてない。

 ただ、メインヒロインらしいお話だったとはおもった。

 すまない、気になる人は自分でプレイしよう!


 片桐かたぎり つばめ


 お話的には、お互い大事にし過ぎて一本が踏み出せない。

 そんなお話。



 小鳥谷こずや 凛空りく


 主人公の妹、攻略対象ではない。

 この作品で私が心のエクスカリバーをぶん回したくなる存在。

 私の主観では、ヘイトを集めるキャラ、話を聞かない、主人公に厳しく突っかかる。

 

 私が一番何言ってんだこいつなエピソードを語ろう。


 ある日帰宅すると、いきなり主人公が正座を強要される。

 理由を聞けば、倉庫にゴミを持っていったら、古雑誌が緩く縛ってあり確認した。

 そこにはアダルティな雑誌があったとか。


 主人公の弁明も聞かずに罵倒しまくる妹。

 持ち主は、オタクで居候している従妹のものだった。

 主人公はそれに気付いて、その子を守るために自分のものだと噓を付いた。


 主人公が自分の物と言わなければ、思う存分心のエクスカリバーを振ったんだが。

 認めてしまった事に憤りを感じた、これは見せ方があったと思う。

 やりたかった事は、居候しているヒロインがオタク趣味だった事。

 自分なりに改変したのがこちら。


 主人公がゴミを入れに倉庫へ→古雑誌が緩んでいるので確認→アダルティな雑誌。

 その場面を妹に発見される→説教へ。


 これだけで怒りがだいぶ消える。

 これ以上書いていると心のエクスカリバーが制御出来ないので終わる。




 花塚はなつか 藍果あいか


 今作一番可哀想なヒロイン。

 このルートで主人公はアニメにハマり、この居候従妹と仲良くなっていく。

 自分も同人活動がしたいと主人公に相談、結果としてヒロイン達と同人誌を作る事に。

 勉強の一環として同人誌即売会に行く流れに。


 そこに、仲良くしている保健室の先生が突然登場。


「即売会は男子は禁止よ!」


 は? お前何言ってんの大丈夫?

 結局主人公は即売会に行かずにお留守番、数時間後愛果をお迎えに行く。

 愛果が感想が言うが、主人公はそうか良かったな、としか言いようがない。

 何故一緒に行かなかった。


 なんだかんだあり、主人公達は同人誌を作った。

 即売会の日を主人公が聞いて、答えた愛果。

 主人公の口からとんでもない一言が。


「その日は墓参りが」


 は? お前何言って大丈夫? その一言が俺に赤ペンを持たせた。

 そして私が一押しのヒロインが。


「彼女より墓が大事かね」


 その通りや! よく言った!

 で、結果最初と同じよ。

 主人公は不参加で愛果が感想を言う。

 その後は普通の学園生活が少し流れた後、愛果が言う。


 自分の趣味を勇気を持って人に伝えて良かったです。

 同じ趣味を共有出来るって素敵で、楽しい事ですね……と。


 何度も言うぞ。

 主人公は即売会に付いてってないし、売りにも行ってない。

 愛果とその場面を共有してないから、主人公の感想がふんわりとでしかない。


 まだ可哀想なのは続く。

 CGが可哀想、良く行く公園の特別絵、通学路のいい角度のCG絵。

 特別感が無い、可哀想なキャラが好きな人はどうぞ。

 私にはわかりません。



千雪ちゆき 灯子とうこ


 今作一押しのヒロイン。

 恐らく一番優遇されていると感じている。


 お話を簡単に言うと。

 絵を描く事に本気にはなりたくなかった。

 しかし、主人公と一緒に温室を復活させたりして、本気で取り組む面白さに気付く。

 主人公の後押しもあり、本気で絵を描いてコンテストに出す事に。


 少々の紆余曲折があって、主人公と共に頑張って作品を仕上げた。

 そして受賞して、それを見に行ってエピローグ。


 専用のCGが力が入っているし、お話も見てて面白い。

 何よりも告白シーンがいい。


 美術館準備室で、傍から見てたらイチャイチャしとる主人公達。

 キスってのは、好き同士で恋人がするもんだろう、みたいな話になる。

 そこで灯子が。


「私、こうくんすっげー好き」


 私は本名もペンネームも『こう』の字は入ってないが。

 この瞬間はこうを名乗りたかった。

 それくらいグッときた。


 その後暗転処理があり、主人公返答してねーじゃん!

 と、優しくお怒りに私はなったが。

 お話を見ると、チャイム音鳴り、お流れな空気に。

 

 だが、駅前でちゃんと主人公は灯子に気持ちを言う。

 やったぜ! おめでとうございます!

 何度も言うが、他のヒロインと比べても凄く力が入っている様に見える。

 

 これ以上は語るまい、灯子ルートは凄くいいぞ! 是非ともやってみよう!




 以上、ps4版 添いカノ~ぎゅっと抱きしめて~の感想を終わります。

 

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る