文集 ホントウノコドク

身勝手な定義を世に送り出す成功者たち

こうすれば、人生が上手くいく……。

こうすれば、恋愛が上手くいく……。

こうすれば、仕事が上手くいく……。

こうすれば、お金持ちになれる……。

まぁ、何をもって成功と言うかは、人それぞれだけど……。

バカバカしいね……。

ため息しか出てこないよ。

成功に定義なんて無い！

お前が、私と同じ能力で、同じ環境で生まれ育ったのなら、今のお前は１ミリも存在していない。

自分で成功者だと思っているのなら、神様に感謝しな！

その国で、その年代で、その能力で、その環境で生まれ育つことができたことを……。

ああ……、お前の書いた本の内容があまりにも薄っぺらすぎて……。

人間のエゴとは、恐ろしいなぁと、改めて思う。

『努力・我慢・行動・ポジティブ・ネガティブ・前向き・後向き・プラス思考・マイナス思考・諦める・諦めない・強い・弱い……』という薄っぺらい言葉を使っている時点で、もう、お前の薄っぺらい人生観を世の中にさらけ出しているようなもの……。

それは、お前にしか当てはまらない。

あと、親への感謝とか、墓参りをするとか……、挨拶・規律正しい生活……、もう、そんなん言ってる時点で、お前、虐待されてないし、育児放棄も食らってないし……、精神異常も起こしてないし……。

マジで死んでくれよ。

問題は、他の多くの人間が、お前のそれを支持しているのだから、驚きとともに、無力感でいっぱい……。

牢屋にいたとき、「若い頃、羽振りが良かったんだ」と豪語していた元経営者（代表取締役）がいたけど、家族の写真を眺めながら、いつも弱っている姿しか印象にない。

そんな姿を元部下が見たら、どう思うだろうか……。

たまたま上手くいっているときに、そういう本（俺は凄いんだ！何と言っても俺は成功者だからなぁ。俺の名言をお前らに教えてやるよ！お前らも俺の言う通りに生きろ！的な本）を出す奴が多すぎて、バカすぎる……。

私も会社員だった頃、取引先の社長が本を出して、一冊、強制的にもらったけど、目次見ただけで、速攻でゴミ箱だったね。

人生は、生まれ持った能力（外見・性格・身体的能力・知能指数（IQ））と、親や監護者にどういう環境でどう育てられたかの、他者啓発で全てが決まるんだよ。

自分で動けるようになるのは求人年齢になってからだから、その時点で、すでに生きる意味・気力・目的・希望を失って無気力になっていたらアウトだし、その状態で、出たトコ勝負をしても、結局は、持って生まれた才能頼みになる。

私はそれを自分の人生経験で証明しているから、誰の意見も受けつけない……。

当然、お前の言葉も受けつけない。

それは、お前にしか当てはまらない。

何が〇〇すれば上手くいく……だよ、いい加減にせいや、ボケカスが……。