「最近の若者は、やりたいことが決まっていない」って言うゴミ採用担当者、死ねよ!

普段、テレビは見ない。

たまたま見ていたら、とんでもないシーンに遭遇した。


「最近の若者は、やりたいことが決まっていない」


偉そうに主張している企業の採用担当者の姿が映った。

なんだ?こいつは?アホか……、死ねよ、刺し殺すよ、このクソガキが……と思った。

もし、私がその場にいたら、「テメーは人事の仕事がしたくて就職活動をして、たまたま、今、人事部に居るのかもしれんけど、明日から営業部に行け、と言われたら、やりたい事と違うので辞めますって言って辞めるんか?」と言い返している。

代表取締役でもなければ、役員でもない奴が、何を偉そうに言っているのか?と思う。

就職活動している人間は、今も昔も、やりたいことなんて決まっていない。

こんな業種で働きたい……、または、とりあえず仕事をしようか……、それくらい大雑把だと思う。

やりたいことが決まっているのなら、もっと計画的に動いている。

オーディションを受けたり、弟子入りしたり、起業したり、海外留学したり……。


私も、採用面接をした経験は相当数あるけど(と言ってもパートとアルバイトだけだけど……)、その人を判断するとき、確実なのは、未来への願望ではなく過去の足跡だ。

他国みたいに、簡単にクビにできるなら、誰を雇っても問題ないけど、日本の場合は難しいので、どうしても辞めさせたいときにトラブルになることが多い。

私も、そういう奴の家族がしゃしゃり出てきて、揉めに揉めたことがある。

しかも、一度や二度じゃない。

そういう経験から、訳のわからない奴は絶対に雇いたくないと心に誓った瞬間があった。


人生における、今、この瞬間って、足跡の延長線上にしかない。

どんな能力で生まれ、どんな環境で育ち、どんな人間関係のもとで、どんな影響を受けて今に至っているかは、過去を見ないとわからない。

だから、「〇〇がしたい……、〇〇がやりたい……」は完全無視して、過去の経歴を徹底的に聞く。

1人でも訳の分からない奴を採用してしまうと、人間関係が一気に崩壊してしまう危険性があるし、そうなったとき、すごく面倒なのを知っているからね。

私は、「最近の若者は、やりたいことが決まっていない」って言っている奴に、「お前は何がやりたくて、その会社に入社したんだ?もし、今とは違う部署に異動になったら、辞めるんだな!」って、逆に聞いてみたいね。

もし、辞めないんだったら、お前も、やりたいこと決まってないじゃん……。

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