「結婚できない」「結婚したくない」のアンケートは何の意味もない
『結婚』というのは、ただの法律行為に過ぎない。
役所に届け出をするか・しないか、だけの話である。
未婚率の上昇は、結婚という言葉を、もっと広義的に捉えれば答えが見えてくる。
法律行為としての結婚を前提にするのではなく、結婚という言葉の意味を広げた上で現状を捉えなければ、アンケートを取る意味がない。
私の人生経験では、結婚するか・しないかは別として、パートナーは絶対に必要である。
そのパートナーというのが、この国では、親か配偶者(恋人)以外は成り得ないと思っている。
それが、生涯、全く無いと、私のように路上と牢屋を行ったり来たりする人生になってしまう。
私のような天涯孤独以外の独身は、そのほとんどが親と結婚しているため、相手なんか探していない。
そこを無視してアンケートを取っても意味が無いのである。
私の世代は、相手を探していない!という前提のもとで相手を探すので、自分や自分の家族にとって都合のいい人以外は要らないのである。
では、なぜ、相手を探していないのか?
それは、親と結婚しているからである。
相手の年収・職業・容姿・性格なんか一切関係ないし、そもそも興味もない!
天涯孤独の私が、生きるために命を懸けて相手を探したのとは大違いで、親と結婚しているクソガキしかいなかった……。
わかりやすく言えば、その人が生まれ育った実家で生涯を過ごすのが、その人にとっての幸せなのである。
相手なんて、そのための道具でしかない。
私自身の話をすると、私に可能なのは『個人(天涯孤独)』対『個人(天涯孤独)』の結婚のみである。
私のような家族観が崩壊している天涯孤独の場合、相手も同じ天涯孤独なら『結婚』に対して何のハードルも無いので、しようと思えばできるけど、それ以外なら、もうその時点で不可能である。
相手に家族がいた時点でアウトだ。
虐待と育児放棄を食らった私では、他人の親でも、殺害(憎悪)の対象にしかならない。
もし、私に家族観があったら、『個人(天涯孤独)』対『家(家族・親族)』の結婚も可能だっただろう。
残念ながら、私はそういう人生ではなかったので、どうにもならなかった。
日本人の結婚は、ほぼ全てが、『家(家族・親族)』対『家(家族・親族)』なので、結婚という言葉自体が、初めからそれを指して言っているのかもしれないけど、私には当てはまらない。
そもそも、アンケートを取るに至った前提がおかしい。
『結婚』の対義語が『独身』になっていて、それ、イコール『孤独』という位置づけが勝手にされている。
とんでもない話だ。
日本人の大半は『独身』イコール『天涯孤独』ではない。
独身の奴らは、親と結婚しているか(同居・別居どちらも含む)、(バツイチなどで子供がいる場合は)自分の子供と結婚しているかのどちらかである。
私は、30年間で、2000人近い女性とやりとりをして、会ったのは40人くらい……、3時間以上一緒にいられた人は1人もいない。
その理由は、私の年収・職業・容姿・性格ではない。
私が『個人(天涯孤独)』で、家族観を、一切、受け入れることができないからである。
相手の女性は、全員、『家(家族・親族)』に所属していたため、私の存在は絶対的にノーなのである。
つまり、お互い、初めから対象になっていない。
『家(家族・親族)』に所属している女性は、親と結婚しているので、相手を探していない。
子供がいる場合は、子供と結婚しているので相手を探していない。
正直、私には、こいつらが恋活・婚活会場にまで来て、いったい何を探しているのかよくわからなかった。
こいつらの思考は、優先順位を付けると、(バツイチなどで子供がいる場合は)1番が子供、2番が親、3番が祖父母、4番目が兄弟姉妹、相手はそれ以降に位置づけられる。
『家(家族・親族)』に所属している者同士なら、男性にも同じことが言えるので、価値観が一致している者同士で、結婚すれば良いのである。
私(『個人(天涯孤独)』)が相手だと、私の方だけが優先順位が低く、たとえ殺害(憎悪)の感情を抜きにしても、ただの、無料で雇える家政夫・お手伝いさん・介護士・金づるという扱いにしかならないので、何のためのパートナーなのか意味がわからなくなってしまう。
『家(家族・親族)』対『家(家族・親族)』なら、お互いが相手を探していないので、たとえ、そういう扱いでも気にならないだろう。
わかりやすく言えば、離婚しても、お互い、何も困らないということだ。
だって、初めから、相手なんか探していないんだから……。
どちらも、自分、または、自分の『家(家族・親族)』にとって都合の良い便利屋を探しているだけである。
恵まれた環境でヌクヌクと生きてきた人間しかいないこの国では、好き・嫌い、でしか相手を探さない。
私のように、生きるか・死ぬか、では探さない。
私は、相手を好きになったり信用したりすることが死ぬまで絶対に無いので、一瞬で喧嘩になって終わってしまう。
現に、結婚どころか、恋愛どころか、たった1回のデートすらできずに、1回きりの人生を終えている。
私の人生経験では、この国には、親と結婚している被害妄想ゴミ女しかいなかった。
結婚の対義語に関しては『独身』で間違いないけど、それ、イコール『孤独』ではない。
そうなるのは、パートナーがいない天涯孤独のケースだけだ。
私は、命懸けで相手を探した。
なぜなら、人は独りでは(真っすぐ)生きられないことを、身を持って知っているからだ。
残念ながら、『個人(天涯孤独)』の女なんてどこにもおらず、これが日本の現実だと思い知った。
そして、それが私の運命だとも思った。
出会えない運命が原因で、私は、生きる意味・気力・目的・希望の全てを奪われて廃人と化した。
そんな転落話なんて、恵まれた環境でヌクヌクと生きてきた被害妄想者(ほとんど全ての日本人)には、ただのゴミ(甘え)にしか映らないだろう。
誹謗中傷を浴びせる対象にしかならないだろう。
そんな国で、度々、話題になる「結婚できない」「結婚したくない」というアンケート結果は、いったい誰に何を訴えるものなのだろう?
裕福な時代(70年代~80年代)に生まれ育ったら、その大半は、親がカネを持っているので、あとはそれを相続で引き継ぐだけという未来が、初めから見えている。
親や実家の存在は、そいつらの人生においては、居心地の良い場所、または、時間だったりする。
そりゃ、相手よりも優先順位が高い親という存在がいたら、そもそも相手なんて必要ないだろうし、食いはぐれることもなければ孤独になることもない。
「独りの方がいい」とか、「煩わしい人間関係から解放されている独りの奴は気楽で羨ましい」とか……、親と結婚しているクソガキどもはそう言及するが、なぜこれほどまでに世の条理を知らないのかと……、私は、唖然としてしまう。
当たり前のように家族がいることを前提にモノを言ってくるので、本当に許せない。
こんな奴ら、「結婚できない」「結婚したくない」以前の問題だ。
私はアンケート対象の土台にいない。
家族観の無い私だけが、国家から弾かれているみたいで、悔しくてたまらない。
さらに言えば、その中にいなければ、幸せ一つつかめないなんて、言葉にならないほど悔しくてたまらない。
質問をするなら、家族抜きの『個人(天涯孤独)』対『個人(天涯孤独)』なら結婚(駆け落ち)しますか?と聞かなければならない。
『個人(天涯孤独)』対『家(家族・親族)』ならどうですか?
従来通りの『家(家族・親族)』対『家(家族・親族)』ならどうですか?と、分けて質問しなければならない。
その上で、「結婚できない」「結婚したくない」ではないだろうか?
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