誰もいない部屋で孤独を吐き出す
この世に会話の相手とメールの相手がいない……。
家族なし、友人なし、恋人なし、結婚なし、子供なしで終わった1回きりの人生とは、何だったのか?
私は、何のためにこの世に存在したのか?
生涯、彼女無し、生涯、デート経験無し、生涯、セックス経験無し……、なんだ、このザマは?
10代で無くなった男性機能が、底抜けに人生を追い詰めた気がする。
幼い頃からいじめや虐待を食らい続けると、身体や精神に、いろいろと異常が出るね。
なんだ?この無様な姿は?
死んでも死にきれないという想いは、煮えくり返るほどだ。
生きる意味・気力・目的・希望を失って無気力になってしまうと、もう、そのあとにする努力・我慢・行動……は、死なないための現状維持がやっとだ。
自分にできることは何もないし、何も残っていない。
出会いは、30年以上の時間をかけて、2000人近くとやりとりして、会ったのは40人くらい、3時間以上一緒にいられた人は1人もいない。
送ってきた人生が違いすぎて、一瞬で喧嘩になってしまう。
この世で独り……、生涯、誰とも出会えない運命なら、初めから人生なんかいらなかった。
人間関係ゼロの天涯孤独が、この家族主義国家日本で、どれほど生きていけないかなんて、誰にもわからない。
必ず、私と同じように、元受刑者、元路上生活者、元精神病棟患者などの肩書が付く人生にしかならない。
この30年間、仕事と拘禁施設以外で誰かと過ごしたり会話したりした時間の合計、全部足しても24時間いかない。
この10年に至っては、それが1秒も更新されていない。
もう、死ぬまで更新されることはないだろう。
私の人生は何だったのか?
結局、自殺をするか、殺人をするか、の選択肢しか残っていない。
「誰か、助けて……」と叫んだところで、この日本には、誰もいない。
日本人は自分さえ良ければ他人がどうなろうが知ったこっちゃない民族だ。
恵まれた環境でヌクヌクと生きてきた被害妄想者と、不幸の背比べをして意地でも勝とうとしたがるクソガキしかいない。
私は、この歳まで、それ以外の日本人を見たことがない。
他人の人生など、どうでもいい人間しかいない。
毎日毎日、1分1秒……、何もできずに時間だけが過ぎていく。
何もかもがどうにもならない。
孤独が苦しい。
孤独に耐えられない。
一人暮らしを始めてから、誰もいない部屋で、ブツブツと独り言を言い続けただけの30数年間が虚しいね。
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